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LADY GUN
【推理 推理小説】

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婦警のプライド-3

 若菜は悪夢を見た。それはレイプによって人生を狂わされてしまった婦警の姿をたくさん見たからであろうか。若菜は田口にレイプされる夢を見た。
 
 場所は山奥の古びた小屋。若菜は田口を追いかけてここまで来た。扉を開け中へと入る。
 「出て来なさい!田口っっ!」
気味が悪い程静まり返っている小屋の中。割れたガラス窓から月明かりが差し込んでいる。
 「バタン!」
ドキッとして振り返る若菜。すると扉が閉められていた。そしてミシッ、ミシッと床が軋む音が聞こえた。その足音はゆっくりと自分に近づいてくる。高まる心拍数。額に汗が滲む。ゆっくりと足音のする方へ顔を向ける若菜。すると月明かりに首から下が照らされた男の姿が目に映る。
 「田口!?」
そう叫ぶ若菜。男が一歩前へ出る。そして頭が月明かりに照らされた。
 「!?」
若菜の目に映ったのはあの忌々しい覆面だった。覆面の奥から陰湿な輝きを放つ目が見える。不気味過ぎてブルッと体が震えた。
 「美味しそうな婦警さんだ…ヘヘヘ」
緩んだ口元が更に不気味に感じた。
 「やっと会えたわね、田口!!」
睨みつける若菜に対して覆面男は余裕だった。
 「そんなに俺とヤリたかったのか?フフフ。皆川静香は最高だった…。彼氏の目の前で犯す快感…忘れらんないぜ。あの切なく苦しそうな姿…、でもオマンコをビチョビチョにして俺のチンポをしゃぶり、オマンコに入れられアンアン喘いだ皆川静香…。過去最高のレイプだったぜ。くくく!」
 「人類史上最悪のゲスね。憐れみさえ感じるわ。」
 「ククク、大好きな先輩を見殺しにしといてデカい口叩きやがる。みなかわはお前が殺したようなもんだろ?それとももしかして父親を身代わりに殺させた皆川静香を恨んでたとか?だからわざと身代わりにさせて父親の仇を取ったんじゃないのか?」
 「な…!馬鹿な事言わないで!!私はお父さんも先輩も今でも愛してる!憎いのはレイプ…、そして田口徹よ!!」
激昂する若菜に対して田口はどこまでも冷静に若菜の精神を乱してくる。
 「俺にかなう訳がないだろう。お前ごときが。ククク、美山静香、瀬川涼子、そして制服をビリビリに破かれ泣き叫びながら犯された婦警達のようにお前もたっぷりとレイプしてやるよ、上原若菜…。ククク!」
闘争心剥き出しな反面、足元から震えていた若菜だった。


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