マイと伸也-2
「私もおつまみには飽きてきたところなの、、。」
二人はラブホテル街に向かった。歩いて数分のところに有名チェーンのそれがあった。
伸也は事前に調べておいた場所であったし、マイの指定もなかった。
「マイさんのセンスに任せます。」
と部屋のパネル選択を譲った。
「あなた、来たことあるんでしょう、ここに。」
「いえ、ないですよ、、。調べはしましたけどね。」
マイはコズミック部屋(宇宙部屋)を選んだ。
「今夜は飛びたい気分なの、、。」
伸也の腕をとり→が示す方向に歩き、エレベーターを乗り、部屋に吸い込まれるように入っていった。
伸也はまず部屋の調光を調べた。
壁や天井がUFOや惑星、星ぼしが浮かびあがってくる趣向である。BGMは雰囲気のある落ち着いたイージーリスニングを小さめにした。
「たまにはこういう感じもいいわー。」
マイが伸也をハグすると、香水の香りがよりきつく伸也の鼻孔をくすぐった。
マイは、筋肉質の伸也の胸板と腰を手で感じ取ろうとした。
伸也はマイの唇を奪うと、ゆっくり優しく侵入して行った。
徐々に激しく濃厚になるそれに身をゆだねるようにうっとりするマイであった。
この日のために1週間、オナニーとセックスをガマンしていた。
「今日は安全日なのよ。」
「私は大抵外で放出するけど、マイさんが“勝ったら”中でしてしまうかもしれないから、