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キスマーク
【女性向け 官能小説】

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☆☆☆☆-1

「え〜と」
「おぅ。分かんのか?」

ちょっとそんなに真剣に私のことを見ないでよっ!

「あの中に元カノがいてヤキモチ妬かせたかった!」
「・・・・・」

「じゃ、じゃぁしずかのこと好きな女がいて・・・」
「はぁ?」
「女よけに私を使った・・・かな?」
「アホ」

「だってっっ!私のこと、睨んでる女の子もいるしっっ!
切なそうに、悲しそうに私のこと見てる女の子もいるもん」
「まぁ。俺はモテるけど」
「・・・・」

自分で言うか?
自分でっっ!

軽くわざとらしく自慢したあと
小さくため息をついて
しずかは私に向き直って、真面目な顔をして話しだした。

「そんなアホみたいな理由で・・・・というか
ほかの女絡みで、好きな女をみんなに見せるわけないだろ」
「・・・・」

「柳下みたいにちょっかい出すやつも出て来るっていうのに」

しずかは「あいつ!仕事でコキ使ってやる」と悪態を付いた。

「できるなら優衣を誰にも見せたくない。
俺以外の男に会わせたくない」

真面目な顔でそんなことを言うもんだから。
私だって恥ずかしくなる。





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