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キスマーク
【女性向け 官能小説】

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☆☆☆-2

滞りなくプレスリリースが終了し
控室でテレビ画面を見ていた私たちは
あらゆる戦略が成功した事に握手をした。

まだこれから、明日、明後日のニュースや新聞での
反応も気になるけど、この現場での雰囲気からして
上手い具合にイメージが回ってくれると経験上分かる。

「お疲れさまでした」

ここ数カ月の準備が無駄にならずに
綺麗な形で終えた事をほっとした。

これから数か月、このままイメージ戦略は続けられるけど
こちらのスタッフは半分になり
私はその担当から外れる。

数日後から、新しいクライアントの担当が決まっている。

全ての片づけが終わり、会見会場のホテルを出るとき、しずかからの
「いつもの店で待ってて」
というメールを受けとる。

しずかの会社は今日はこのまま忙しいんじゃないの?
そんな返事を送り返したけど

「19時には行かれるから」

そんなメールに押し切られた。

もう何回か行っているあの居酒屋の
アウェー感も慣れたもの。

別にしずかが相手をしてくれなくても
というか、他の女性に捕まってたとしても
誰かが私の相手をしてくれるようになった。

しずかの部下だという柳下くんはあの後も
ラッパの話で盛り上がって
同じ年齢だと判明した。



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