病んだ精神-11
石山と玲奈がセックスを始めると若菜の興奮は最高潮に達する。まるで空気椅子のような姿でバイブを挿入し快感に悶える。足がカクカクする。気を緩めると崩れてしまいそうな体を何とか堪える自虐的な感覚がいい。体を崩れさせようとバイブで自責する自分と、それに耐える自分。その二極同居がたまらなく興奮する。
「ああん…!ダメェ…」
目を閉じ男性に挿入されている妄想で体は熱くなる。胸を弄っていた手はいつのまにか股間に伸び両手でバイブを握り締めながら激しいオナニーに展開する。
「ああん!凄い…。奥まで…奥まで入ってる…!」
ヌチョヌチョしながら挿入されるバイブ。手も溢れ出した愛液で湿ってきた。愛液でギラギラと光る黒いバイブは卑猥さを増していた。
「気持ちいい…気持ちいいよぅ…ハァハァ…んんっ…!」
時折体をビクンと反応させながら薄目を開ける。
(私…服着たままおっきな黒いバイブでオナニーしてる…、変態女…)
自分の猥褻な姿に若菜は目がトロンとしてきた。顔は頬を中心にピンク色に染まっていた。体から湯気が出そうなくらい熱い。額に汗が滲んで来た。脇の下にも湿りを感じる。汗だくでオナニーに燃える淫乱な自分にますます興奮する。自分の膣に容赦なくバイブを激しく挿入する若菜の絶頂が訪れる。
「ああん…!イクゥッッ!!」
全身が伸びきる。顎が上がり爪先立ちになる程に体をピンクと伸び切らせ女の頂に達する。
「あ…あ…あ…!」
呼吸困難の中、まるで呻くように声を漏らすと全身の力が抜けベットに崩れ落ちた。
「あぅ…あぅ…!んっ…んっ…!」
体がおかしくなってしまったのではないかと思う程に痙攣が起きる。バイブを股に突っ込んだまま若菜はのたうち回るようにベットの上で絶頂の余韻に身を委ねていた。強烈なエクスタシーだった。物凄い脱力感に若菜は暫くベッドの上でグッタリとしていた。頭は真っ白だ。意識朦朧寸前だった。
若菜の意識がようやくはっきりとしたのは石山の部屋のドアが閉まる音が聞こえた時だ。とうやらデリ嬢の玲奈がお勤めを終え帰ったみたいだ。それからすぐに石山の鼾が聞こえて来た。
「よっぽどスッキリしたのね…。羨ましいなぁ…」
いくらエクスタシーを迎えても結局はオナニー。若菜もセックスでスッキリしたいが相手がいない。その欲求不満はオナニーの回数で賄うしかないのだ。バイブ、ローターのオナニーはマンネリ気味だ。若菜は今日、新兵器を持ってきていたのであった。