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紅館小話
【ファンタジー 官能小説】

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紅館小話〜悩〜-4

そのうち、彼の口が離れると、その体位のまま彼の男根がグチョグチョになった私の蜜壺に当てられます。
ズプププ―――
随分水分を含んだ音と共に男根が私を突き刺しました。
『くぁぁぁ!』
元々の苦しい姿勢に加えて、男根がお腹を圧迫してさらに呼吸が苦しく、頭が痛くなってきます。
『クリス、クリス!』
彼は私の名前を呼び、ただひたすら私の蜜壺を掻き混ぜ、奥を突きます。
『アッアッアンッアン、ハイ、ネルシス………愛してるわ………ハイネルシス!』
太い男根が私の蜜壺を掻き混ぜるたびに強い快感が全身を走る。
今では呼吸の苦しさも………快感です。
『クリス………俺も………俺も愛してる!!』
一層深く男根が貫くと、ブルンとハイネルシスの体が震え、男根からおびただしい白濁液が私の奥に出されました。
『くっ、出てる、ハイネルシスのが………私も、イッチャウぅぅぅ!!』
体の奥に広がる恋人の精で私も絶頂を迎え、絶頂の伸縮が彼の男根から最後の一滴まで白濁液を絞りとります。
彼の男根は大量に白濁液を出しても未だ衰えることを知らず、私の蜜壺の中で固さを保っています。
また彼自身も未だ燃え尽きていませんでした。
彼の体力は人間離れしていました。 ………失礼、ハイネルシスは人間ではないのでしたね。
本当に今まで我慢していたと分かります。 私は毎回一度達しただけでクタクタですから、彼は私が達したら終わりにしてくれました。 しかし彼には不満が残ったに違いありません。
『ふぁぁ………』
再び男根が私を突き始めました。
『ハイネルシス………今夜は………貴方の気が済むまでして良いのですよ………』
手を伸ばし、彼の頬を撫でます。
ハイネルシス、今までごめんなさい。 今夜は最後まで付き合いますわ。
いえ………愛しい貴方………今夜だけとは言わず、これからも、ずっと付き合いますわ。 二人で、歩んで行きましょう………


一夜が明けて、私とハイネルシスはお互い見つめあったまま起きていました。
『クリス………』
『やっと………呼んでくれましたね。 貴方………』
あれから何回もハイネルシスが果てるまで付き合いましたので、私の体は疲労感で一杯でした。
しかし、心はとても幸せです。
『私、幸せよ、ハイネルシス。
これからはもっと貪欲になって。 私をむさぼってください。』
むさぼるなんて言葉が私の口から出て、彼は驚いた様子でした。
『クリス………ありがとう………』
『私も、貴方に会えて、いろいろと幸せを貰いました………ありがとうハイネルシス、これからもよろしくお願いしますわ………』
二人で微笑み、そしてそっと唇を重ねました。
彼の唇から伝わってくる愛………フフフ、私、彼の愛でパンクしそうですわ………


紅館小話〜悩〜 完


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