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わたし、は、てんし
【痴漢/痴女 官能小説】

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Iわたし、は、てんし-1

「違うんじゃ!おまんこちゃん、聞いてくれえ…!!」

毛むくじゃらおじさんは私の足にすがりつき言いました。

おじさんはなにかを訴えるような目を私に向けていました。頭をペコペコしながら、私の足を揺すり、必死になって私に哀願してきます。

「なに?どういうこと?」

軽蔑と怒りを含ませながら、私は足下にひれ伏す毛むくじゃらおじさんに言いました。

「あの女の子から誘ってきたんじゃ!!」
「……はぁ?」
「いや、本当じゃ!!あの子に聞けば分かる!あの子からおまんこ弄くってくれと誘ってきたんじゃよー!!頼むよ、信じてくれー!!」

毛むくじゃらおじさんの言ったことをを信じたわけではありません。ただ、気になることはありました。

なぜ嫌がる素振りをしなかったのか?男性からイタズラされたトラウマを語り続けためぐみちゃんがなぜ?

もちろん余りの恐怖に嫌がることすらできなかったこともあるかもしれない…。でも、毛むくじゃらおじさんを見る限り、嘘をついてるとも思えない…。

おじさんが『あの子に聞いてくれ!』なんて言うんだから、多分自分の言ってることに自信があるんだと思う。もちろん、警察に言えばおじさん、問答無用に捕まっちゃうんだろうけど、今はそういうことをする状況じゃない。

(めぐみちゃん……。)

脳裏にあの時のめぐみちゃんが浮かび、また不快感が沸き上がってきます。あのとき、私に見せた目、あの時のめぐみちゃんの目…。

(なんであんな目で私をみたんだろ…?)

「頼むよ、信じてくれ!!おまんこちゃん、頼むよ!!」
「ああ、もう!!」

私は思いきり足を振り上げて、毛むくじゃらおじさんを吹っ飛ばしてやりました。

「ひぃいいい、おまんこちゃん、ごめんよう!ただ嘘なんて言ってないよ、ほんとにあの子から誘ってきたん……」
「あああ!!もういい!!」

煮え切らない様なムシャクシャしたような感情が遂に爆発。

私はおじさんの話を遮ると、毛むくじゃらおじさんを一度思い切り睨みつけてやった後、たったと簡易宿泊所をあとにしました。


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