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わたし、は、てんし
【痴漢/痴女 官能小説】

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Hわたし、は、てんし-2

めぐみちゃんの潤んだ目。それは、まるで鈍く光る金属製の目でした。

感情を削ぎ落としたような目。その目は金属の光沢を帯び、そんなめぐみちゃんの目がじっと私の目を捉えて離しません。

めぐみちゃんと私は視線を交わし、じっとお互いを見つめ合ってる。でも、そんな視線の交差の中に、なんのやり取りもありませんでした…。

私はただ不快でした。色々と感情が沸き立つはずなのに、めぐみちゃんのその金属の目は私に不快感しか与えてくれませんでした…。

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「あッ!!いや、おまんこちゃん、違うんじゃ!!あっ、いたあああッ!!」

ようやく私に気が付いた毛むくじゃらおじさんが立ち上がるなり、階段に頭をぶつけて、そのまま、その場にうずくまってしまいました。

めぐみちゃんは自分の真横でうずくまるおじさんに大した関心も示さず、すくりと立ち上がるなり、右膝にひっかかっていた下着を履き直して、そのまま行ってしまいました。

私はめぐみちゃんを呼び止めることをしませんでした。

どこかホッとしたような気分。あの不快な目から逃れた安心感かもしれません。

「あたたたたたッ!いたいなあ、ったくもうッ!」

相変わらずビニールシートの上で頭を押さえてうずくまる毛むくじゃらおじさん。そんな痛がるおじさんがなにか好ましいモノのように感じている私がいました。

痛みに文句を言っているおじさんは間違いなく人間だったから…。


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