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わたし、は、てんし
【痴漢/痴女 官能小説】

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Iわたし、は、てんし-2

その後、しばらくボランティア事務所に行きませんでした。めぐみちゃんにも会いたくなかった、理由はそれだけ。会って真相を聞くべきなんだろうけど、それができない私…。

めぐみちゃんのことがよくわからなくなった、それが会いたくない理由。

いつも笑顔で私の話を聞いてくれためぐみちゃん。もちろん暗い話もあったし、自分の抱える心の傷について話も私にしてくれたこともあった。でも、それはいつもすぐに終わって、また元通り、買い物行ったりとかしてね。

そんなことを思うと、『なんであの時、めぐみちゃん、私に助けを求めなかったんだろ?』、『なんでめぐみちゃん、私をあんな目で見たんだろ?』って疑問が湧いてくる…。

煮え切らないモヤモヤした気持ちを抱えながら、毎日その辺をブラブラしてました。

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「最近、うちに来ないけど、どうしたの?」

駅前をブラブラしていたときのことです。いきなり後ろから腕を掴まれた私、後ろを見ると、そこにはサラさんの姿が…。

「あの、でも…。」
「なにかあるのね。いいから、おいで!」

サラさんに引きずられるような形で、駅前のファストフードのお店へいくなり、サラさんがさっさと注文を済ませて、お店の二階へ。一番端にある四人掛けのテーブルに私を連れてきました。

サラさんはなんてうか有無も言わさずって感じだったから、私は抵抗もなにも出来ず、ここまで連れて来られた感じでした…。

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テーブルに座るなり、早速サラさんが話を切り出して来ました。

「そういえば、電話番号きいてなかったよね?ごめん、まず連絡先教えて。」
「あ、はい…。」

有無を言わさぬ感じでサラさんに迫られ、私はサラさへんに連絡先を教えてしまいました…。

「うん、ありがとう。それで、あさみさん、最近どうしたの?なにかあったの?」
「いえ、その…。」
「あるのね?いいから話して、なんでもいいから?」

サラさんはガンガン私に迫ってきます。結局サラさんの私を見つめるその力に負けて、私はすべて話すことにしました。

めぐみちゃんへの不信感というか、あのとき見せた薄気味悪い目のこと。おじさんを誘惑して自分のおまんこを弄らせたかもしれないこと、私の抱えるモヤモヤして割り切れない感情を結局全部サラさんに言ってしまいました。

「そう…。」

すべてを話し終えると、サラさんはたったの一言、実に素っ気ない返事をしてから、じっと腕組みをして、黙ってしまいました。

私もすべて話し終えていたから、これ以上話すこともなく、結局ふたりして押し黙ったまま、時間だけが過ぎていきました。


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