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LADY GUN
【推理 推理小説】

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性奴隷-6

 相変わらず自分を見てニヤニヤしているモンスターに掴みかかり払い足を仕掛けた。
 「うわっ…」
見事に決まった。床に倒す事に成功し押さえ込みにかかる。
 「っく…」
暴れるモンスター。何とか押さえ込めそうだ。
 (勝てる…!首を絞めて落とす!)
首を締め付ける弥生。苦しむモンスター。数々の有段者さえ解かれた事のない弥生の押さえ込み。自信を持ってモンスターを押さえ込んだ。
 「約束は守ってもらうわよ…?」
勝者の表情でモンスターを睨む。
 「そりゃ…守るよ…。俺に勝ったらね…。」
 「強がって…。この状態でどうするつもりかしら?」
ガッチリと決まっている。経験上、ここからの反撃はないと踏んだ弥生。しかし弥生の誤算は相手がモンスターであると言う事だった。柔道精神のかけらもないただのレイプ犯だと言う事を忘れていたのが命とりだった。
 「この状態がどうした?」
 「えっ?」
モンスターがニヤリと笑った。同時に体を反らせブリッジ状態から体を回転させた。
 「きゃっ…」
腕の間からモンスターの頭が抜け弥生ははね飛ばされた。
 「おまえの寝技、緩っっ!ハハハハ」
立ち上がり弥生を見下すモンスター。
 「そんな…」
動揺を隠せない弥生は慌てて立ち上がり構えた。
 「おまえが黒帯なら俺は金帯だな。」
そう言って組みにかかるモンスター。瞬時だった、弥生が宙を飛んだのは。
 「えっ…」
動きが速くでて見えなかった。弥生は背負い投げで宙を舞い壁に激突した。女と言え大人の体がいとも簡単に5メートル先にある壁に投げ飛ばされる光景に婦警のみならず覆面男達も目を疑った。
 「きゃっ…!」
壁に激突して激しい痛みに襲われた。床に落ちた痛みを感じなかったほどの激痛は床に転がり落ちた後に全身に感じた。
 「ああぁ…!」
顔を激しく歪ませる弥生。
 「まぁだだよ?ほら!」
グッタリする弥生を無理矢理立たせて更に背負い投げで投げ飛ばす。
 「っぐっ…」
 「ほらまだだ!」
 「ああ…」
何回も投げ飛ばされ壁に体を打ち付ける弥生。
 「もう止めて…止めて下さい…死んじゃう…」
あまりに悲惨な光景に美奈子が震える声で言った。
 「まだ勝負は終わってないからね。」
血を流しグッタリする弥生の顔を踏む。
 「ククク、生意気な女をこうするのが俺の楽しみなんだよ…!」
続いて胸を踏みつける。
 「あぅぅ…」
呻く弥生。
 「おい、立たせろ!」
 「はい…」
覆面男の手下が弥生を立たせて背後から羽交い締めする。もはや何も出来ない弥生はまるで貼り付けられたキリストのように見えたのであった。


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