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不貞の代償
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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蜜月2-4

 この格好でセックスができるようになったのは、何回か逢瀬を重ねたあとだ。体位としてはごく一般的だが、免疫のない彼女にとって結合部もそうだが、特に肛門をさらすことに極度の恥じらいを見せた。この恥じらいこそ彼女の大きな魅力のひとつでもある。どんな淫らな行為を行なってもこの恥じらいだけは消えることはないと思っている。後背位はとにかくいやがるので、今までこの体位ではあまりしないようにしていた。
 だが今日は違う。求めてきたのは彼女の方だ。玄関先でペニスばかりでなく睾丸まで丸々引っ張り出し、みじめきわまりない格好にしたのだから。腰を引こうとする彼女を許さなかった。
 内部が透けて見えるのでは、と思えるほど雪のように白い。肌にドーランでも塗っているかのようだ。この体位は肌の白さを一層際立たせる、と思っている。生まれ故郷は聞いていないが北の方なのだろうか。
 背中にはブラジャーの跡がある。パンティラインがうっすらと残っているのは生々しい。あいにく胯間にはスリット部の跡は見つけられなかった。座った椅子などに当たる部分がうっすら茶色になっている。田倉の知らぬ場所でどこに座って、どのようにして色素が沈着したのだろう。そんなことまで嫉妬した。彼女の肉体でシミらしいものはそれだけだ。剥き卵のようにつるっとした重量感のある臀部は劣情を煽る。
 興奮で引きつった笑みを彼女に見られたくないのでこの形がいい。深い翳りはすでに拡散し、全てがあらわになっている。もっと濡れていたはずだが、横になっているときティシューでぬぐったのかもしれない。首をかしげてのぞくと、まだ内部は光っていた。年齢のせいもあるだろうが陰唇は浅黒い。体が白いせいでより黒く見える。そこを舐めまくるとき、回りを囲っている陰毛が舌や唇をなでる。その感触が下品で淫らな気分を醸し出す。濃厚なにおいと共に。ふとももをつかんで、もっと腰を高く上げると彼女はくぐもった声を出した。
「ええ、そうなんです。古い人間なもので仕方がないです」
 そこから目を離さず、話していた内容を思い出していた。
『いえいえ、本当にお人がよろしいのでしょう』
 佐伯は笑いを含んだ声で言った。
 花弁を広げるとにちゃりと音がした。内部はやや充血している。彼女はぴくっと腰を震わせた。
「まあ、確かに、そうかもしれませんね」
『部長はどうしてわたしにそんな敬語を使うのです?』
 田倉の気持ちは高ぶっていた。
「まあ、それはいいでしょう。気にしない、気にしない」
「どなたか近くにいらっしゃるのですか」
「ええ、まあ、近くに……ではありませんが……」
 高揚しているせいで、君の奥さんが――などと思わず口走りそうになった。しどろもどろで答え、苦笑いをしながら花弁に顔を近づけていき、そこを広げ深く息を吸い込んだ。何をしているのか分かった彼女は振り向いて首を振る。田倉は無視して続けた。
『そうですか、でも近くにどなたかおられたとしても、わたしに敬語は変ですね、ははは』
 カウパー腺液とバルトリン腺液が混ざり合い、膣内で存分に練り込まれて少し放置するとこんなにおいがする。彼女の強いにおいに脳髄が痺れる。
「まあ、あまり気にしないでください」
 佐伯夫妻に同時に言った。
 指で花弁を閉じて、にじみ出た愛液を指でぬぐうと彼女の腰がびくついた。もう一度広げて舌を伸ばすと、「ヒッ」とくぐもるような呻き声がした。シーツに口を押し当てているのだろう。田倉が電話をしているので声を出さないようにしているのだ。若干の哀れみを感じつつも彼女が愛おしかった。
 下から上へそっと舌を動かす。むしろ羽のような愛撫の方が声が出てしまうかもしれないと思い苦笑した。舌先で内部の震えが確認できた。不浄の肉穴は鼻先にある。心の中は魔物に支配されていた。


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