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不貞の代償
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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忘我7-2

 義雄がいった、「政治生命」や「構っている場合」など、気が動転していたせいもあり、所々しか聞き取れなかったが、セックスが変化したのはそのあとだった。岩井の心情に何らかの変化があったのだ。
 恵の陵辱の告白も突然だった。哀しみと怒りで岩井を噛み殺したいと本気で思った。そんなものは、快楽棒に田楽刺しにされたままでは、あり得なかったのだ。
 岩井は避けるようにして触れてこなかったアヌスを、集中して愛撫し始めた。奈津子が求めていた愛撫だった。
 奈津子のアヌスはいつになく敏感だった。指先でこすり込まれるたびに、ひときわ大きな声をあげた。
 指先が縫うようにもぐり込んでくる。
「ヒ、ヒィッ……」
 直腸で蠢く指の感触が生々しい。ぬるりと指先が引き出される。
「か、体が、変になるぅッ」
 子宮への強烈な快感とアヌスの入り口を引き回される刺激が相まって歯の根が合わなかった。
 ヌチャヌチャと膣では粘液質の音を聞かせながら、指先だけをアヌスに含ませ、括約筋を引っ掻くようにように円を描く。
 抜いた指に愛液をたっぷりまぶし、そのままアナルマッサージに変わる。その水音が性感を昂ぶらせていく。頭の中が白くなっていく。体の痙攣が止まらない。
「アァッ、ゆ、指が……指が、いいッ」
 細い悲鳴をあげてしがみつくが、岩井が動きを止めることはない。一度射精しているので次のセックスはとても長い。
 刺激の緩急により遠のく意識が揺り戻される。快楽に溺れる表情を観察する視線が目の前にあった。
 膣の中のペニスはカチカチだった。その事実に血液が沸騰したかのように体が熱くなる。巨体に体が押しつぶされる。
 両脚を分厚い腰に巻き付けた。背中を引っ掻いても爪が食い込んでも岩井は動じない。
「あはぁん……あはん……あぁん……ああん……」
 恥ずかしい声をもっと聞いて欲しい。そう思うと次々にはしたない声が出る。巨根をくわえ込める悦びが膨れあがる。岩石のような肉体を抱きしめ、指と肉棒を夢中で締め付けた。
「た、たまらないッ……すごいッ、すごすぎるッ」
 舌足らずの声だった。アヌスをキュッと窄め指先を締め付ける。収縮する膣をもっと味わって欲しい。ペニスをもっと気持ちよくさせたい。
「いい、すごくいいッ……こ、このまま……このままがいいッ……先生がいいッ……」
 両手で後頭部を包まれた。ペニスが膨らんだ。昂ぶりを感じて悦びに満ちあふれる。
 岩井は飢えを満たすように奈津子の唇を吸い取った。
 大きく開いた唇に太い舌が滑り込んできた。伸ばした舌を奈津子の口の中に納めきり、パッキンで封をするようにピタリと唇を塞がれた。
「んふ……んふッ……んふぅん……」
 すぐに舌を絡めてくぐもった嬌声を漏らした。どれほど待ち望んでいたか、知って欲しい。頭蓋骨に指がめり込むほど頭部を抱かれ、舌を根こそぎ吸い込まれた。
「んッ、んんんッ……」
 食道まで引き出されしまうくらい強く吸われ、唇を密着させたまま呻いた。
 太い舌が深く滑り込んできた。のど奥を舐め回し、歯茎をなぞる。歯の裏側を舐められると、いやでも唾液が溢れ出す。ざらざらした舌で口中の粘膜を舐められる。岩井の頭部を抱きしめて舌の上で混ぜ合わされた唾液を喉を鳴らしながら嚥下して悦びを伝えた。
「んく……うん、ううん」
 次々に粘度の高い唾液が注ぎ込まれた。再びアヌスをまさぐられながら、歯や歯茎をしゃぶり尽くされる。
 腰が密着すると胃袋を突き破るくらいペニスが深く入った。同時に表面で滑らせていた指が、付け根まで潜り込んだ。
 岩井の口の中に激しい息を吐く。
 深々と挿入した指で腸内をかき乱される。全ての粘膜に岩井の分身がねじ込まれている。のど奥に次々に唾液が流し込まれる。岩井の所有物であることを伝えるために夢中で舌を吸った。
 直腸で蠢いていた指と口中の舌が同時にヌルリと引き抜かれた。指先はとどまり、そのまま表面を愛撫する。
「恵の尻も、こうした」
「いや、いや、いやッ」
「恵は今もワシの指一本が限界……しかし、お前と同じように、尻の穴が濡れるようになるには、そんなに時間はかからなかった」
「いや、いや……」
「恵の身体はワシが調教した。道具も使い、母と同様、どの粘膜も徹底的に行った。初めは泣くだけだったが、ワシのマラに馴染むごと、声色が変化していった……それだけではなく、お前の……」
 唇を触れあわせたまま、唐突に話を止めた。膣の中のペニスがズンと子宮を突き上げた。
「あうッ」
 涙が鼻から喉に流れ込む。
 指で結合部を確認するが、すぐにアヌスに移動する。
 期待と興奮なのか奈津子の腰がフルフルと痙攣している。フジツボのように隆起してヒュッと縮こまるアヌスを指で押し広げた。
「ヒーッ……」
 指先が触れると電流が走ったように腰を震わせた。結合部から体液をすくってアヌスに塗り込む。「ヒッ……」奈津子の唾液で岩井の鼻が濡れる。
 中指、人差し指、薬指と変えながら表面を擦りあげていく。
「あッ……あッ……」
 指が縫うようにもぐり込んでくると、「ヒィ!」と、わななき、尻の筋肉を収縮させ、背筋を伸ばす。指はあっという間に付け根まで埋まった。岩井のアヌス責めは執拗だった。奈津子は歯をむき出して悲鳴をあげた。


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