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不貞の代償
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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蜜月1-6

 先端がぬめり込むと腰を進めた。彼女はあごをのけぞらせ、呻き声をあげた。田倉はずっと彼女の表情を見つめていた。つま先立ちになった彼女を壁に押し、頭の上で手首を束にしてつかんだ。彼女の両脚を自分のひざで強く挟み込み、彼女のふとももをピタリとそろえさせた。ペニスが半分ほど抜けるが、そのまま腰を押しつけてグラインドさせながら深く挿入していく。逸物の持ち主でなければできない体位だと自負している。不格好なポーズだが快感は大きい。
 両腕をバンザイの形にさせたまま、頭ごと抱きしめた。肩に押し当てられた彼女の小振りの頭部に異様に興奮し、手で黒髪をかき乱した。腰で円を描くようにして快感に耽った。
 堪能したあと今度はひざまずいてストッキングを脱がせた。荒い息の彼女は自分の体を両手で抱き、目を閉じていた。手に丸めたストッキングを放り投げ、スカートをまくりあげて彼女の内股に唇を押し当てた。せっかく穿いてきたのでスリット入りのパンティはそのままにしたい。
 ズボンからペニスをそそり立たせたままの、情けない格好でひざまずいている。天を向いたペニスに粘着するような視線に気付いた。見あげると彼女は上気した顔を背けた。
 スカートを腰までまくりあげ、パンティのスリットを思い切り広げ、そこに唇を押し当てた。荒く吐息を漏らしながら田倉の髪に触れた。舌を伸ばしてぬめりの中に差し入れた。内部はたぎり、愛液で溢れていた。縦に横に舌を蠢かし快感を与えていった。強いにおいを放つとろとろの粘膜と、芳香を漂わせる肌質を十分に味わった。
 立ちあがって彼女の片足を持ちあげた。壁に押し付けたまま、反対側の足もつかんだ。戸惑う彼女を無視して田倉の両肘の上に彼女のひざを乗せる。彼女の体が宙に浮いた。わななく彼女を無視した。その体勢のまま納める肉穴をペニスで探った。尻を抱え込んだまま彼女の体を壁から離すと、首を振って恐れおののく。狙いが決まりゆっくりと挿入した。
 ペニスをできるだけ深く納め、弾みをつけて自分の腰をうねらせた。先端まで飛び出したペニスが一気に彼女の体内に収まった。「ひっ」とのどを鳴らして彼女はのけぞった。期待どおりの反応だ。体勢を整え、反動をつけて彼女の尻に腰を合わせると、小気味のいい音をたてた。高ぶる感情に任せ体を何度も弾ませて、自分の腰を肉厚の尻で荒々しく叩いた。
 駅弁スタイルでのセックスは初めてだった。肉のぶつかる音に紛れ、卑猥な音を聞かせながらの野獣じみた交わりは、また一つ彼女に新たな証を残すはずだ。
 しかし体力のある田倉とて休憩が必要だった。壁に押しつけ、ゆったりとした動きに変えるとキスをねだってきた。首を振り白いあごを見せつつも、声をあげるのをこらえている姿はいじらしい。視線を落とすと、ぬらつくペニスが彼女の陰毛の中で見え隠れしている。滴った体液が床にシミを作っていた。
 避妊具を装着せずに、このまま射精するわけにはいかないと告げると、すすり泣くような声で彼女が安全日であることを伝えてきた。喜びを伝えると田倉の首を抱きしめ、甘えるように顔を押し当ててきた。


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