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LADY GUN
【推理 推理小説】

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先輩…-2

 するとだいぶ顔を赤くしてきた静香が若菜の恥ずかしい話を喋り始めた。
 「聞いてよ〜!この間、上原ね〜、麻薬の売人逮捕した時ね〜」
焦る若菜。
 「そ、その話は止めて下さい〜!」
 「いいから、いいから!でね、そん時、容疑者に銃を構えようとしてポケットから取り出して威嚇したんだけどね、でもそれは銃じゃなくてね…バイブだったのよ〜!キャハハ!」
 「はっ!?」
唖然とする俊介。
 「せ、先輩ヒドイー!!」
顔が真っ赤なのは酔いだけではなかった。
 「だってさぁ、バイブ握って動くな〜って威嚇してるんだよ!プププ…。動くなとか言ってさぁ、慌てて落としたらそのバイブの方が動き出しちゃってさぁ。あん時だけはマジで容疑者も動き止まったよね!な、何だあれは!みたいな。キャハハ!」
 「ひ、ヒドイ!ヒドイです先輩!」
顔を隠し恥ずかしがる。そして止めればいいものを、俊介が聞いた。
 「な、なんでそんなモンを勤務中にポケットに?」
 「わ、私…緊張しーでパニクったりするともう慌てちゃって…。そんな時はバイブでスッキリすると落ち着くんです!だからいつも持ち歩いてて、怒られたりした時はいつもトイレで…、って何言わせるんですかー!!」
自爆する若菜。可愛い女の子の生々しい猥談に俊介も少しムラっとする。
 「上原さんみたいな可愛い子が勤務中にバイブでオナってるなんて!マジっすか!?」
イケメンが見せるいやらしい顔にますます恥ずかしくなる。
 「あー、俊介〜!今、若菜にエロ心動いただろ〜!浮気するつもりかぁ?」
 「き、聞いただけだろ…!」
 「顔がエロかったぞ〜?」
俊介の首を絞める。
 「や、やめろ…」
いちゃつく2人を見ながら、恥ずかしい思いはしたが、静香から若菜と呼ばれた事は物凄く嬉しい事に思えた。


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