エステシャン-3
もう、終わったものとばかり思って、すっかり脱力していた香は隙をつかれ、再び悪魔の淫獄に落とされていく。
あっ、あっ、あっ、あっ、ああっ!
香の声が打ちつける腰に途切れながら、続いている。尻の肉を男の下腹が打ちつける音が響く。連打に女の口から、涎が垂れ、荒い息で飛散する。
男の動きが止まった。さすがに政男も息を切らせ、背中を上下させていた。
顔を床につけたまま、香は息も絶え絶えの状態だった。
政男が香の尻を片手で掴んだまま、腰を引くと粘液でヌメリきったペニスが、ぬらぬらと引き抜かれ、現われ始めた。香の蜜壺から抜け切った時、まだミナギったままのペニスが、跳ねあがった。
「ま〜だだよぉ〜」
みたび突きあげ始めた。
反り返った体のまま、香の頭が激しく上下している。
「もうイヤ!もう止めて!」
「感じているじゃねぇか、この!何がイヤだ、だ!ほら!ほら!」
政男が息を切らしながら連打する。香の尻が、赤く染まってゆく。
その様子を見ながら、アキラは自身の中から溢れ出る淫欲に身悶えするばかりだった。
その夜、アキラは悶々としてなかなか寝付けなかった。
目の前で香が犯される姿が目に焼き付いて離れなかった。香は嫌がりながらも、男のドトウの突きで、涎を飛ばしながら痙攣を繰り返していた。繰り返される直線攻撃に香の理性は撃破された。
一旦は白目を剥いて失神したかのように見えた香は、政男の緩慢な動きに転じた責めに反応し始めた。女の尻に下腹を擦りつけるようにして、こねくり回す動きに半狂乱の姿を晒していた。
「もっと突いて!もっと!」
怜悧な姿からは、想像もつかない性の奴隷だった。
アキラは、その凄まじい姿に嫌悪をいだきながらも、疼く体にさいなまれていた。頭に浮かぶのは、政男のヌラついた長いペニスだった。
エラの張った赤黒いペニスがブルンと跳ねた姿に、たまらなく欲しいと感じた。電マの形、震える音。くねるバイブ…。
アキラはさかりのついた牝になって、ベットで悶え狂った。
翌日、香は前日の明るさとは打って変わって、沈んだ顔でやってきた。
昨日と同じようにアキラの手首をベットの桟に止め、マッサージを始めた。
「やくざもクスリも大嫌い。アキラさんは、大丈夫だよね。私はもうだめ。クスリなしじゃ、生きてゆけない体になってしまった。いずれは、廃人になってしまうんだわ。私が甘かったのよね…」
香のマッサージは、すぐに甘美な欲望をくすぐり始めた。
息の荒くなったアキラを縦横無尽に動く指がくすぐる。
「今日は、いっぱい舐めてあげるね」
軟体動物のような唇が体中を這いずり回っていた。ネットリと進み、柔らかな唇がついばむ。触手のように延びた舌先がクルクルと絡みつく…。
徐々に下腹部に向かう。
昨日までのマッサージと、目の前で香が凌辱される姿を見せつけられ、アキラの肉欲が極限までに高められていた。香の舌が鼠軽部を通るだけで、身悶えするほどになっていた。
足を屈曲され、天を向いたアヌスを舌先で抉られると全身に震えがはしる。
膨らみつづけ、一向に弾けることの無い欲望を吐き出そうと悶え続けた。
「香、もう我慢できない!アキラさん、一緒に往って!」
香が素早く、白衣と下着を脱ぎ棄てた。
二股になっているバイブの片方をアキラにあてがった。
ゆっくりと押し込んでゆくと、アキラの口から深いため息のような声が漏れ始めた。
スイッチをいれ、香が抽送しだすと、アキラの腰が貪欲にもとめて喰らいつく。
その牝獣の姿に、香もすっかり興奮して、大きく開いたアキラの足にむしゃぶりついた。
そのまま、卍に股を交差させ、自ら片方のバイブを差し込んだ。
香は、真上に立てたアキラの足につかまりながら、バギナどうしを擦り合わせるようにして、高めていった。
二匹の牝が繋がったまま、獣になりきって求めあっていた。
「このアマ!勝手なことしくさって!」
突然現れた政男が、香の髪を掴んで、二人を離した。
「どうしても、お前は俺の云うことがきけないようだな。丁度いい。乗馬マシンの改良型が出来上がったところだ。お前で試してやるわ。お前の大好きな乗馬マシンでよ」
「嫌です!機械で往かされるの、大嫌い!」
「解っているからこそ、試してやるんだ。お仕置きだ!ふっはっはっはっ!」
バタバタと足で蹴り上げる香の抵抗むなしく、たちまち手首を括られてしまった。
政男が、改良乗馬マシンを引っぱてきた。
マシンの座る鞍の中央から、ニョッキリとペニスを模したバイブが生えていた。
「ふふふっ!これは、特殊加工の柔軟性をもたせてあるから、どんな態勢でもフィットするようになっている。それに、バギナに擦りつく車輪にもクリトリスに当たるシリコンのイボイボが取り付けられているぞ。どうだ、嬉しい限りだろ。うはっはっはっ!」
嫌がる香を、股の間から両手を差し入れて抱えあげた。
子供を便器に座らせるようにして、乗馬マシンにもってゆく。
いやだっ!いやよ!
激しい抵抗など、全くものともせず政男は、香をバイブで田楽刺しにして、鞍に座らせた。
素早く括られた手首を、マシンの上の滑車にロープで吊った。
政男がスイッチを入れると香がマシンに揺さぶられだした。イヤが応にも、揺さぶり上げられる腰。
突きぬけたバイブに自ら腰を打ちつける形になった。