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紅館の花達
【ファンタジー 官能小説】

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紅館の花達〜金美花・下編〜-13

『………』
『………』
酷い沈黙だった。
『あのさ、その、俺、努力してみる。』
キシンが私をベットに寝かせる。
『へ、下手かも知れないけど………』
私の服を一枚一枚脱がしたキシンはそっと私の上に覆い被さる。
『き、綺麗だな、アルネちゃん………』
キシンの目が、横たわった私の四肢を眺めている。
『キシン………ちゃんは付けないで………』
『ん、あぁ、わかったよ。 ………アルネ。』
キシンの手が私の乳房を包み、やわやわと揉みながら私の反応を見て強弱を調整しているようだ。
『………んっ………』
『今の強さだね。』
キシンの驚くべきは、私が少しでも感じるとそれをしっかり覚えて寸分違わぬ強さを維持することだった。
『んん………はぁん………』
胸揉みが気持よかった。 自分で揉んだ時よりも………
『あぁ……キシン………あん……あぁぁ………』
いつの間にかキシンの舌が乳房を這っている。
『マシュマロみたいで………気持いいや。』
『私も………いい………あん!』
舌が偶然乳首をかすめると、キシンは狙いを乳首に集中しだした。
『ひゃぁ………そこは………乱暴にしないで………』
コリコリと甘噛みされると快感が走る。
『乱暴にするとアルネは気持いいみたいだけど?』
ニヤリと私に笑いかけるキシンは、とても初めてには見えなかった。
『きゃん………そんなこ………と無い………はぁ………あぅぅ………あん!』
よつんばいにされて、後ろから荒く乳房を揉まれ、エルフの耳を舐められていると、次第に快感が高ぶってきた。
(嘘……イキそう………)
自分でしたときはおろか、紅様にされた時だって胸でイッたことは無い。
『うぁ………い、あぁ……キシン………ひん………ひゃん!』
不意に両乳首をギュッと摘まれ、私はビクビクと体を震わせた。
(か、軽くイッちゃった………)
するりとキシンの手が割れ目を覆う。
『あっ!』
だが、掌を秘所に押し当てるだけで何もしてこない。
(な、何?)
早くいじって欲しかった私は、恥ずかしながら自分から腰を動かしていた。
ちょうどよつんばいなので、お尻を振るような感じで。
クチ――
だが、それでもまだもどかしい快感だった。
ここでやっとキシンが指で私の膣の入り口辺りを探り、ニュルリと指を中に入れてきた。
『ふぁん!』
ズブズブと音を立てて出し入れをしていると、キシンの男根がお尻に当たった。
『キシン………』
『もう入れても………?』
私は口で答えずに、お尻を突き出す様な扇情的なポーズをとった。
男根が入り口に当たり、ゆっくりと中に入ってくる。
ズブズブ―――
だが、半分も行かないうちに男根は抜けていき、浅い出し入れが繰り返された。
キシンとしては初めてで慣らしているのだろうが、私にはじらされていることに変わりなかった。
『キシン、もっと、奥まで突いて………』
ズブッ!
『ああぁぁ!!』
まるで私が言うのを待っていたかのように急に奥まで一気に突き入れられ、そのまま激しい出し入れが続いた。
パンパンと肌がぶつかる音。
『き、キシン……アン!……本当に初めて………なの? いぁ!』
腰をガッチリと持たれて、最奥までズンズンと突かれて私は快感で思考が塗り潰されそうだった。


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