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紅館の花達
【ファンタジー 官能小説】

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紅館の花達〜金美花・下編〜-12

握手、抱き締め、握手を何回か繰り返した後でやっとキシンが落ち着く。
『俺も………アルネちゃんが大好きだ!!』
目をランランと輝かせたキシンが満面の笑みを浮かべていた。
『キシン………』
『俺、嫌われたと思ってた。 昨日は………見ちゃいけないもの見ちゃったし………』
また赤くなりながらキシンが言う。
(私とおんなじことを思ってたのね。)
『だから………すっごく嬉しい!』
ギュッとまた抱き締められた。
『ただ〜……』
『………何?』
私を離して、じっと目を見つめる。
『幽霊って?』
『えっ?』
まさか、自覚無いとか………
『あなた、もう死んだじゃ………』
『はぁぁ??』

数分後―――

『んな馬鹿な………もしかして今までずっと幽霊だと思ってたの?』
『う、うん…獣人の寿命ならとっくに、って。』
そう言うとキシンはガクリと肩を落とす。
『俺、エルフだから長生きだよ。』
『え、エルフ〜〜!?』
『うん、ハーフだけど。』
なんと、ハーフエルフと来た。
確かに、その金髪はエルフっぽい。 耳は獣人だから、はたから見たら、金髪の獣人だ。
『犬の獣人とエルフのハーフなのね………』
『ち、違う! 犬違う!! 俺は狼だ!!』
妙に狼にこだわるキシンだったが、私は別なことを考えていた。
実は、今夜もなのだ。
私はソワソワとしながら、キシンを見つめている。
『キシン、幽霊じゃないなら………確かめていい?』
まさか二日続けて衝動が来るとは………
『ん? 良いけど、どうや………ん?』
キシンは良いと言ったが、本当は有無は関係なかったかもしれない。
とにかく、今私はキシンにキスをしている。
『ンハッ! んっんっ!』
チュパクチャクチャ―――
キシンの舌を貪欲にむさぼり、そのままベットに押し倒して服を脱がせ始める。
『ちょっ、アルネちゃん!』
『嫌………?』
自分の服を脱がせようとしている手を掴んだキシンだったが、私に嫌かと問われると掴んだ手が止まった。
そして私はまた手を動かし、一気にキシンのズボンを脱がした。
『うわっと! 待った!』
『待てないの!』
露になったキシンの男根はもうしっかりとした固さになり、私の手が触れるとビクリと震えた。
『待った〜〜〜ちょっと〜〜〜』
必死に言うキシンを無視して私は早速男根に舌を這わせた。
だが………
ビュッ、ビュッビュッ!
『………』
突然男根が震え、私の顔に大量の白濁液が私の顔を染める。
なんと、ちょっと先を舐めただけでキシンはイってしまったのだ………
『はぁ………はぁ………』
顔に付いた白濁液を指で掬い、口に含みながら、言いづらいことなのだが。
『えと………キシンって………早い?』
意外だった。 なんか、もっと巨根で馬力や技能抜群を想像していたのだ。
『そ、そうなのかな?
わかんないや、こういうの初めてだし………』
『えっ……?  ええぇ!!!』
もっと女垂らしなイメージがあったのに………
『は、初めて? もしかして、100年以上童て……』
『うぅ………い、嫌だよなぁ………アルネちゃん、経験豊富だし………』
かたや初めてのキシン、かたや100年以上前から経験をつんでいる私。


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