今宵、恋人の夜に-3
「・・・いなくて辛かった?」
瞳を細め髪を撫でながら聞いてくる。
「ん・・・寂しくて辛かった・・・。」
ロウを見上げながら答えた。
悔しいけど・・・ロウがいてくれると安心する。傍にいて欲しい。
もし、これが恋愛感情というなら私は間違いなくロウに恋してる・・・。
くるっと突然視界が変わる。
「え・・・?」
目をぱちくりさせているといきなりロウのどアップが目の前にあった。
「何・・・された?」
口元が笑っているけど、瞳は・・・怒ってるぅ〜っ。
ソファに押し倒され鎖骨にキスをされる。
先ほどされたのと同じ行為なのに、ロウだと嫌悪どころか・・・。
「あ・・・っ。」
ぞくぞくと快感が体に流れてくる。
「ココ、紅くなってるし・・・感じ易くなってる?・・・キス、とかされたの?俺しか知らないようなトコ触られた?」
責めているわけではない。
ただ・・・切なそうに問われた。
私はふるふると首を振り
「ん・・・ん、服破かれて、そこにキスされただけ・・・。」
と素直に答えた。
「・・・ふぅん。服、破かれてキス・・・ねぇ。」
眉間に皺をよせ呟く。
「んむぅっ!?」
荒々しく口を塞がれる。
そのままロウの舌が歯列をなぞり、口腔内を犯す。
どのくらいの間深い口付けをされていただろう。
ふいに唇が開放される。
「んぁ・・・っはぁ。」
呼吸を整えながらロウを見上げる。
「ルゥ・・・素直なのはいいことだけど、あまり正直過ぎるとヤキモチで俺、暴走しちゃうよ?」
そう言うとブラウスに手を掛け、開いたところから手を差し込んできた。
「あ・・・んっ、ロウ?」
なんか、怒ってる?
なんで?怒りたいのは放っておかれた私の方でしょう?
「もう・・・他の奴には触らせるなよ。」
耳朶を甘噛みしながら囁く。
「ルゥは、俺のなんだから。」
ぞくり、とした。
その低い・・・自分を欲しているロウの欲情した声に。
鎖骨をぺろり、と舐める。
「消毒だよ。」
そう言って体中にキスを落とし始めた。
「あ・・・んんっ・・・。」
自分の感じる場所を熟知しているはずなのに、わざとポイントを外して責めてくる。
「や・・・ロウ。・・・んで、いじわるするの?」
気持ちいいのだけど、物足りなくて。
目尻に涙を湛えながら問いかけた。
「・・・こうしてほしかった?」
くすり、と笑い蜜壷の奥を指で擦る。
「んあぁ・・・・んっ。」
今までのもどかしい感じから一気にポイントを突かれ背中が仰け反る。
まるで今までの愛撫がうそのように今度は感じる場所ばかり責め立てる。
「あぁっ・・・ロウ・・・んっ・・・あ、はぁ・・・ん。」
胸の突起を舌先で舐めながらクリを弄りまわす。
そのままロウの長くて細い中指が蜜壷を掻き混ぜる。
「やらしいなルゥ、こんなに腰を揺らして。まるで誘っているみたいだ。」
「や・・・はぁ・・・っ、おかし・・・くなる・・・っ。」
「・・・いいよ、俺しかこんないやらしいルゥを見てないから。」
胸の突起を捏ね繰りまわされ、蜜壷から涎が溢れただ喘ぐことしかできない。