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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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期待-1

〜第8話〜

斉藤も自分の欲望を抑えきれず肉棒を宛がおうと腰を降ろした。
(く、くる・・やっと・・)
美香の秘部は期待のあまりヒクヒクと口を開き肉棒の侵入を待っていた。

亀頭が濡れた割れ目に触れる。
「あっ・・ん・・」

あとは斉藤が腰を前に突き出せば・・繋がる。
その時だった。
ピーッ・・ピピッ・・ピーッ・・ピピッ・・

テーブルの上にある斉藤の携帯がけたたましく鳴る。
(こ、こんな時に・・・お願い・・電話に出ないで・・美香の中に)
無情にも美香の秘部から亀頭が離れていき、斉藤は携帯を取った。
それは着信ではなく自らセットしていたアラームだった。

「もうこんな時間か・・?」
改めて時刻を確認する斉藤。美香を苛める事に夢中になって依頼主との待ち合わせ時間に
遅れない為、万が一を考え予めセットしていた。
「危ない・・危ない。今日の仕事は美味しいからな。危うく大金を失うとこだったぜ」

四つん這いのまま取り残された美香は何が起こったのか全くわからない。
このまま待っていればいいのか・・
「美香、悪いな。仕事があってな。今から行かなくちゃいけねぇんだ。続きは帰ってからたっぷりしてやるよ」

ずっと待ち続けて・・一瞬とはいえ浩二の事を忘れ頭がおかしくなるくらい我慢させられて、ようやく訪れようとしていた至福の時。
これから・・・という時に、また待たされる。

かと言って「プレイ」で焦らされるのではなく、「仕事」なのだから仕方ない。
いくら気持よくなりたいからと言って泣きつくわけにはいかなかった。
斉藤は話ながら身支度を整えていく。
それをじっとその場で動かぬまま、黙って聞いていた。

「俺がいない間に気が変わったら帰るがいいさ。俺は責めないしもう会わない。
だが、本気で俺に満たされたいなら・・6時には帰れるはずだ。
それまで大人しく待ってな。それから・・」

斉藤は美香の方に向かって何かを投げた。
チャリン・・と何かが落ちる高い音、美香は音がした方へと身体を動かす。

「この部屋の合鍵だ。ここでひとり何時間もいても暇だろう?出かける時はカギをしてくれ。それと・・久しぶりに美香の手料理が食べたくなったな。
まぁ、期待せずに待ってるよ。じゃぁな」

そう言うと、慌ただしくあっという間に斉藤は出て行った。
「ふぅ・・危ねぇとこだったな。仕事がなきゃあのまま入れてた・・よな。
とっておきまで残しておく予定が狂うとこだったぜ・・」

そんな独り言を呟きながら、依頼主の元へと車を走らせた。

一方。勝手がわからない他人の部屋で一人、ぽつんと取り残された美香。
本当にもう少しだったのに・・もう少しでここに・・
美香は手を伸ばし肉棒が入るはずだった秘部に指を入れた。

クチュッ・・
「はぁんっ・・ここに・・ここに、雅彦さまの肉棒が・・んっ・・」
このまま指で慰めようか・・そうすれば少しは気が紛れる。
「ダメよ・・ここまで待ったんだから・・もう少しの辛抱よ」

今の美香には家に帰る。という選択肢はなかった。
いつまでも四つん這いのままいるわけにもいかず、ゆっくりと立ち上がり
美香も時刻を確認した。

午後2時。

斉藤から電話がかかってきてから、何時間も熱くなっては焦らされ続けた身体。
「浩二、変に思ってないかなぁ?まさかこんな事になるなんて・・」
嘘を付く。だけならまだしも、男の愛撫を受け、感じ、漏れそうになる声を我慢しながらの電話。今思い出しただけでもその興奮が蘇ってくる。

そう、罪悪感よりも背徳感による興奮の方が勝っていたのだ。
「も、もう・・私ったら・・雅彦さまがこんなに焦らすから・・」

変な気持ちを吹き飛ばそうと頭を振り、ふと冷蔵庫が目に入る。
「そういえば・・」
「久しぶりに美香の手料理が食べたくなったな」という斉藤の言葉を思い出す。

「ずっと外食ばかりなんでしょうね。久しぶりに・・」
冷蔵庫の中になにか食材はないか、確認しようと一歩踏み出した。
ピチャッ・・
足の裏に冷たい感触。
ビックリして床を見てみると、それは乱れた自分が溢れさせた愛液の水溜りだった。

「うそ・・こんなに・・?」
周りを見回してあるものを探す。

「えっと・・あ、あった」
ティッシュの箱を取り、床を拭いていく。

もし斉藤が仕事に行かずにこれを見つけていれば、間違いなく
「誰がティッシュで拭けといったんだ?自分が垂らしたものは自分の舌でキレイにしろよ」
なんて言われただろう。

そんな事を考えながら拭き取ったティッシュに染み込んだ自分の愛液を見つめ、鼻を近づけた。
「変な匂い・・・」
さらに舌で舐めてみる。
「ううぅっ・・変な味・・これなら雅彦さまの足の方が・・・」

昔は絶対に嫌だった行為を抵抗なく出来てしまった事に驚いた。
斉藤と恋人同士だった頃とは違う「何か」が浩二と出会い、結婚生活を送る美香の中で自分自身が気づかないうちに目覚めていたのだった。

じっとしていたら、後から後から変な事を考えてしまう。
さっさと冷蔵庫を開けて中身を確認することにした。



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