淫らな会話-3
次第に興奮して熱気を込めてくる悠太郎の話を聞きながら、
美紀子も春菜も同じような色に染まっていくのだった。
悠太郎の話を聞いていた三郎が我慢できずに、割って入ってきた。
「あの、悠太郎さん、それから、その女の子にどうしたんです?」
「ええ、三郎さん、私はその頃にはSMについて少し勉強していたので、
いろいろ試してみました、浣腸したりバックで犯したり、ですが……」
「ほおぉ、それでどのように?」
「彼女の手を後に縛って、頭をベッドにつけさせ、
犬のように膝もベッドに付けさせました、いわゆるバック挿入です」
「なるほど、なるほど」
「そのスタイルで、ぺニスを入れたんです、アナルですが、その時に、
彼女が悶えながら言うんですよ、
(背中を、お尻を思いっきり叩いて下さい!)とね」
「ふうむ、なるほどなるほどねぇ…」
三郎は感心したように、始めはこの大人しそうな悠太郎をみていたが、
意外な彼の話す内容に今は別人のように見えるのだ。
(人とは分からない物だなぁ、
わしみたいにづけづけと言う輩がいると思えば、
見た目は大人しそうだが、
ひょっとしたらわしよりも凄いかもしれん…)
脂ぎったこの好色な男はそんな眼で悠太郎を見ていると、
彼に妙に親しみを感じるのである。
やはりこの会の主催者の信一郎という男は、それを見向いていたのか…
そう思うと改めて納得するのだった。
思わずそんなことを空想しながら、三郎は次の言葉を継いだ。