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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第13話-21

「そ、そこっ、し、刺激されすぎちゃうと……!」
 ひとつだけ困ったことがあるのは、“クリ×リス(陰核)”の刺激が強すぎると、詠子には習慣のように染み付いた、とある身体の反応があるということだ。
「お、おしっこ、したくなるのっ!」
 ぴた、と、吉川の動きが一瞬止まった。この状況で、そういうことになれば、どういうことになるか、一番分かっているのは、彼以外にいない。
「……あっ、えっ?」

 くにくにくにくにっ、くにゅっ、くにゅくにゅっ!

「!!??」
 びくんっ、と、詠子の背中が強く反り返った。止まっていたかと思った“クリ×リス(陰核)”への刺激が、これまで以上に強くなったのだ。
「こ、こうクンっ!? あ、あっ、ああぁああぁぁぁっ!!」
 唇で食まれ、舌で嬲られ、詠子の“クリ×リス(陰核)”に対して、妄執というべき猛襲が繰り広げられている。
「だ、だめっ、ほんとに、お、おしっこ、したくなっちゃう、からっ!!」
 詠子の声に、余裕がなくなってきた。まだ本格的ではないようだが、その“予兆”は感じているのだろう。
「あっ……!」
 そして、“クリ×リス(陰核)”へのなぶりが止まらないため、恐れていたものが、太股の間にじわじわと集まってきた。
「こ、こうクン……あっ、あっ……!」
 下腹に、じんわりとした温度のある刺激が集まってきて、それが、一点に集中していく。
「お、おしっこ、でちゃうっ……!」
 間違いなく詠子は、“尿意”を催していた。女子は尿道が短いので、それを感じてしまえば、もう猶予はほとんどない。
「で、でちゃうっ……でちゃうのっ……!」
「!」
 詠子の声を聞き届けて、吉川の舌の動きがさらに活発化した。
「あ、ああんっ……!」
 その両腕が、詠子のむっちりとした太股を抱えているので、詠子は動くことが出来ない。体育会系で鍛えた吉川に、力では全く叶わないのは当然だった。
「こ、こうクンっ、わ、わかってるのっ!?」
「………」
「う、うなずい……本気なの? こ、こうクンっ!」
 押さえ込む太股の間で、吉川の頭が何度も不自然に動いた。詠子が今、どういう状況にあって、その結果がどうなるか、彼は受け止めるつもりでいるのだろう。
 吉川は、詠子のフェロモンを口から啜り続けたことで、かなり興奮しており、その脳内も前後不覚に陥っていたのだ。

 くにゅっ、くにくにくにくにっ!

「あっ、ほ、ほんとに、もうだめっ……!」
 瞬く間に膨れ上がった尿意は、“クリ×リス(陰核)”への刺激を受けることで、その限界をあっという間に超えていた。
「あっ……!」
 詠子の身体が硬直した。太股に力を込めて、最後の抵抗をしているようでもあった。
「あっ、で、る……で、ちゃう……」
 しかしそれが、無駄な抵抗であることは、誰よりも詠子が一番、わかっていた。
「あ、あ、ああ、あ……ああぁぁあぁぁぁ……」
 詠子の硬直が解けたとき、熱いものが、太股の間を駆け巡った。

 じょっ、じょろっ、じょろろろ…

「!」
 その間に挟まっている吉川の顔に向けて、“裂け目”から一層の水しぶきが迸り降りかかる。

 じょおおぉぉぉぉぉぉ…

「………」 
 “岩清水”の名のとおり、詠子の身体が生み出した聖なる金色の奔流を、吉川は、まるで滝に打たれるようにその顔に浴び続けていた。
 金色の奔流は、吉川の顔中を濡らしながら、ベッドのシーツに浸み込んでいく。瞬く間に出来上がった“世界地図”から、独特のアンモニア臭が漂った。
「は、あ……あ……」
 突発的な尿意だったので、すぐにその放出は止まった。
「あ、ふ……あぁ……で、ちゃった……」
 それでも、太股の間に吉川の顔を埋めながら、詠子は、放尿の余韻に身体を震わせ、その開放感に酔いしれていた…。


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