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熱いバトル・トーキング
【その他 官能小説】

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熱い会話へ-5


 女優のひかるに質問している三郎以外の参加者も興味あり気に、
このニ人の話に耳を傾けている。


「生々しい質問ですね、三郎さん、分かりました。
 私は今日ここでは女優と言うよりも一人の女として言いますね。

 私の発言をあとでどのように信一郎さんが文章にするのか分かりませんが、
映画のシーンの中で私が相手の男性と本当に感じながらしているか、
という質問ですが、
私以外にも女優さんは沢山いて、その人たちがどういう気持ちで演技をしてるか、
私にはわかりません。

 でも私の場合ですが、私はどんなときでも体当たりで演技をしています、
監督さんがよく(ひかるちゃん、心から感じて、相手と本当にセックスする感じで演技をするんだよ、
お客さんはスクリーンの君を見ながら、君とセックスしてると感じているんだからね)
とよく言われます。

 私もそう思うようになりました、体中を抱かれて愛撫されていると、
撮影するというのも忘れて体が濡れてくるのです、
そんな時に演技と言うのも忘れて夢中になることが良くあります、
これでいいですか、三郎さん」


「ふーむ、なるほど、では、あそこに入れちゃう、ということもあるんですね」
「あ、はい…」

( おぉ…)と言う驚きの声が漏れる。

 ここまで生のひかるの言葉を聞き出して三郎は興奮していた。
 更に、彼は質問の内容をエスカレートしていくようである。

「では、では…僕は女優さんはあそこの場所に前貼りとか言ってテープを貼り付ける、
ということもきましたが、そう言うことはしないのですか?」

「はあ、今でもそういうことをする女優さんがいるかもしれませんが、
私はしません、
すっぽんぽんで勝負します。
 そんなことをするくらいなら、そういう映画には出ませんからね」

  そう言いながら妖しく笑うひかるの目が潤んできてるのを、
じっと三郎は見つめている。


「そうでしょうね、よくわかります。
 ひかるさんの演技が真剣勝負だというのも、私たちも分かりますよ、
この間の評判の映画もそうだったし、
それで、もし相手の人があなたの好きなタイプじゃなかった場合にどうしますか、
それでもセックスしますか本当に?」


「まあ、映画の内容にもよりますが、
本当にその必然性があるのなら私もプロですからその辺はその役になりきってします、
当然監督さんは私にそのように要求してきますから、
まあ、そう言う女優さんもそんなに多くはないと思いますがね」

 そう言ってひかるは、司会者の信一郎をちらりと見た。

 その目は、こんな答えで良いでしょうか?という眼をしていた。
 しかし、動じない信一郎の心はひかるには読めなかった。
 

「なるほど、さすがですね、凄いです、ひかるさん」

 今までそれを聞いていた若いまさるが口を開いた。

「あの、ひかるさん、俺からも聞いていいっすか?」
「ええ、どうぞまさるさん」

 ひかるは、自分の言葉に少し酔ってきたよでうある、
それは、
ここにいる男性達の目が自分の言葉に興奮してるのがわかるからである。

 しかし、ここで一番若いまさるが、
自分に何を聞こうとしてるのか少し気になっていた。


「じゃあ、その男の人とやってる時に、相手が逝きそうになった時だけど、
中出しが、オッケーなの?」

「ええ、そうよ」
「ええっ!凄いわ、人の前でそんなことができるなんて」

 そう言って黙って聞いていた若い彩香はひかるを見て言った。
 他の人達も同じように頷いていた。

「では、やはり、あの( 濡れた欲情)という映画もそうだったんですよね」

 そう言って珍しく悠太郎は汗を拭きながら言った。
 ひかるは微笑みながら言った。
 
「そうですね」
「はぁ、なるほど」




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