『SWING UP!!』第11話-76
「動くと、痛いかもしれないからな……」
「えっ……?」
隼人は、背中に廻していた右手をそのまま下ろすと、響の臀部にそれを這わせた。
「は、わっ……に、にぃにぃ……!」
「こっちで、もういっぺん、気持ちよくなるといい」
ぐにゅりっ……
「んはうっ!!??」
隼人の中指が、そのまま、響の“肛門(ア*ス)”に、埋まった。
「にぃにぃ、また“カンチョー”してっ……あ、あひっ……!」
響の身体の中で、一番の性感帯になっている場所だ。秘書の痛みも忘れる快楽が身体を走り、たちまちにして、甘い声を挙げてしまう。
「な、なに……ひびきの、中が……動く……だと……!」
そして思いがけないことに、繋がっている部分は動いていないはずなのに、響の“肛門(ア*ス)”に指を入れて弄くっていると、その胎内に微弱な動きが生まれてきたのだ。
そもそも、膣内と直腸内は、肉膜を隔てて直結している。隼人が指で、“肛門(ア*ス)”を弄れば、連動して膣内が震えるのも、当然の反応だった。
「おっ、おっ……ひ、ひびきっ……おおっ……」
ぐにゅぐにゅぐにゅっ……
「んほあっ! ひっ、ひぃっ! に、にぃにぃの、にぃにぃの、“カンチョー”、す、すごいっ…!!」
昂奮したように、隼人の指で“肛門(ア*ス)”が掻きまわされる。指を動かす度に、響の胎内が微動して、中に収まっている“金剛棒”が、めくるめく桃源郷の空気のごとく、甘いものに包まれて、そして、隼人を官能で揺さぶっていた。
「ひびきっ、ひびきっ……!!」
ぐにゅぐにゅっ、ぬにゅる、にゅるにゅるっ!
「ひいいっ、ひぃっ、ひぅっ、ひんっ!!」
そんな隼人に、夢中になって指で“肛門(ア*ス)”をかき回されて、響は、そこから立ち上る快楽の虜となっている。
「ウ、ウ*チの穴、あついっ……にぃにぃ、ウ*チのでる穴、そんなに、いじめないで……っ!!」
膣口に走る痛みなど、すっかり忘れていた。知らず腰を動かして、中に収まっている隼人の“金剛棒”を、慰撫している響であった。
「ひびき、た、たまらんっ……!」
隼人の理性は、桃源郷の住人となって、甘い刺激に酔っ払っている。
ぐにゅぅっ、ぬにゅぬにゅっっ!!
「んひぉっ、おほぉおぉおぉぉぉっ……!!」
深い部分まで“肛門(ア*ス)”の中に指を突き刺して、それを一層強く、掻きまわした。響の身体が反り、獣のような叫びがあがると、連動して胎内が大きく蠢いた。
「う、わっ、ひ、ひびき……!」
その締め付けに、隼人の“金剛棒”が歓喜の悲鳴を上げる。腰に下りてきた愉悦が、先端部分に集まってきて、どうしようもない高揚感となって全身を包み込んでくる。
(や、ばい……!)
かすかに残る理性が、こちらは限界の悲鳴を上げている。剥き身となっているから、このまま全てを注ぎ込めば、響は身篭る可能性がある。
操は奪ったが、まだ、身篭らせるには、少しばかり早い。
「す、すまん、ひびきっ!」
「んあっ、に、にぃにぃ……!」
隼人は、そのかすかな理性に促されて、腰に収まっていた“金剛棒”を素早く抜き去った。破瓜の証を示す、赤いものが、まばらに散っている。
「ひびきっ、ひびきぃっ……!」
熱に浮かされたように、“許婚”の名を何度も呼びながら、隼人は、“金剛棒”に満たされていた煩悩の全てを、余すところなく解放した。
どびゅるっ、びゅるるるるるっ!!
「!!」
吹き上がるようにして、先端から煩悩のほとばしりが起こる。
「ひ、びき……にも……!」
ぐっちゅ、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ!!
「んひあぅっ! に、にぃにぃ、だめっ、ウ、ウ*チのでる穴が、もう、だめっ、だめぇっ……!」
煩悩の発露に頭の中を真っ白にしながらも、隼人は、埋め込んだ指で、響の“肛門(ア*ス)”を一気に穿り回す。
「だめっ、だめっ、あっ、あっ、や、いやっ、だめぇっ、だめえええぇぇえぇぇっっ!!」
隼人の“金剛棒”から吹き上がる煩悩を、くびれのない腹部に浴びつつ、響もまた、“肛門(ア*ス)”から弾けた爆光に身を打たれ、その意識を涅槃の彼方に飛ばしていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
「かはっ、はっ、ひはっ、はぁっ……」
あらぶる呼吸をそれぞれに繰り返し、絶頂の余韻に浸る。
「ひびき……」
「にぃにぃ……」
紅白模様で、まだらになっている“金剛棒”を間に挟んで、身体を寄せ合う隼人と響であった。