進め!-7
初めての女性の膣内は自分の手や他人の手、ましてや足で扱かれるのとは全然違う感触がする。
温かくて、ヌメヌメとしていて強い刺激がある。
そんな未知の快感に春樹は言葉を発する余裕なぞ微塵もない。そんなことを考えるより
も男性器に意識を集中させ、少しでも多くの感触を味わいたい。そう思っているのだ。
「あたしも久しぶりのチンポであまり余裕はないからな。早速、動かさせてもらうぞ」
言うが早いか、すぐに腰を動かし始める。
膣肉が執拗に絡みつきながら強いストロークを与えていく。くちゅ、ぐちゅ、と愛液の
漏れる音を出しながら男性器を貪る。
「ふっ、んん……ぁ、はん、あぁあっ、あ……っ、チンポがズンズンと奥に響いてきておる。
先っぽがあたしの子宮の入り口にちゅぱちゅぱとキスをしてきておる」
「は、博士……そんな締め付け――」
「春樹のチンポで子宮がパクパクと口を開けてきておる。早くこの中に精子を注げと文句
を言ってきておる♪」
恥部からだけではなく、自身の口元からも涎を垂らし始める。
「春樹っ! 早く精子を出せ! あたしの子宮の中に春樹の精子を注ぎ込め!」
きゅうきゅう、と膣内を締め付け精子を搾り取ろうとしてくる。
「はぁ、あ……うぅ」
春樹は女らしい声を出し喘ぎ、朋子は男らしく子宮内に精子を注げと言う。
なんというか、立場が微妙に違う感じだ。ここは普通『は、春樹♪ はっ、んぅ、あ……
や、き、気持ちいい♪ 春樹のチンポでマンコ突かれるの気持ちいいの♪ その気持ちい
いチンポであたしのマンコを満たしてぇ♪』なんて甘えた声で喘ぎ春樹は『は、はい、出
します! 博士のマンコの中に僕の精子を出します! いっぱい精子を出して博士のオマ
ンコを精子でいっぱいに満たします!』ぐらいは言わないといけないのだが実際は――
「ビクビクとあたしの中でチンポが震えてきておるぞ? 出るのだな? あたしの中に精
子をびゅるびゅると出してしまうのだな? ああ、早く精子を出してくれ。春樹の精子を
あたしの子宮に食べさせてやってくれ」
「博士! 博士っ!」
実際はこんな感じになってしまっている。
妙に情けない感じなのだが、これが二人にとっては正常なのかもしれない。
「あたしもいい感じにマンコが蕩けてきて身体にピリピリと電流が走ってきておる。この
ままいけば、あたしもイッてしまうだろう。とても簡単な切っ掛けで――だから春樹、早
くあたしの子宮に精子を注ぎ込め! 精子を子宮に当てればあたしもそれでイッてしまう
だろうから。だから出すんだ!」
「わ、分かりました! 博士の中に僕の精子を出します!」
ビクンと一際大きく男性器が震え、亀頭から一気に精子を吐き出す。
どぴゅどぴゅ、と吐き出される精子が朋子の子宮にびちゃびちゃと当たっていく。
「はっ、はんっ! んふぁあああぁああっ、あぁああぁっ、ぁああっ!」
ビクビクと身体を仰け反らせながら絶頂を迎える朋子。久しぶりに受ける精子の味に膣
内は酷く痙攣し、子宮は精子の美味しさに喜びの声をあげる。
「精子……精子がきておる。あたしの子宮の中に春樹の精子が注がれている……♪」
「はぁ、あぁ……は、博士の中に僕の精子が……」
「こ、こんな……三回目の射精だというのに、この勢いか……お前はどれだけ精液を溜め込んでいるのだ?」
「そ、そんな溜め込んでいるだなんて、僕はただ……」
「これが若さというやつなのか? 若いというだけでこんな大量の精子が出るとは……」
恍惚の表情を浮かべながら膣内から溢れてくる精子を見つめる。
あまりに大量に吐き出された精子は、子宮内に納まることは出来ず、膣内にまで溢れて
きて、更には膣内から溢れてしまうほどだったのだ。
恐ろしいまでの射精の量。若さゆえの挙動が朋子を満たしていく。
「まったく、これはあたしの作品を壊した春樹へのお仕置きだったというのに、春樹の精
子であたしが満たされてしまうとはな」
「あーその、博士が喜んでくれたみたいで何よりです……?」
「しかも、助手にこんな言葉を投げかけられるとは、情けない」
自分が博士で春樹が助手だからこそ、自分の方が優位でいたいのだが、セックスにおい
ては完全に春樹に優位に立たれてしまっていた。
若い男性器と精子の前では天才科学者も一人の女になってしまっていたのだ。
「これはいつかきちんとした形で春樹に復讐をしなければならないな」
「ふ、復讐ってそんな大げさな……」
「大げさなどではない。あたしにもプライドというモノがあるからな。博士が助手如きに
いいように感じさせられてはダメなのだよ」
「そ、そういうものなのですか?」
「そういうものなのだ」