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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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野外H-12

 彼の会社の保養所が伊豆にあって、そこに、彼の会社の同僚たちと一緒に遊びに行きました。
 二泊三日。
 彼の同期の仲良し二人とその彼女たち、男三人女三人の六人で行きました。

 あ、先に言っておきますが、その人たちとHな事は無かったですよ(笑)。

 彼は、その辺はちゃんとわきまえているので、さすがに同僚たちとのそんな事はしません。
 後で仕事に影響が出るような事はしません。
 私も、彼の同僚の人たちの前では、真面目な可愛い彼女に徹してました。

 お盆の時期は混んでいるので、彼は仲の良い同僚の人と計画して、お盆の翌週に遅めの夏休みを取って、保養所を予約してくれました。

 彼の車はワンボックスで八人乗りなので、彼が車を出して、新宿で朝七時に集合しました。
 平日だったので、混んでいるとマズいって、早めに自宅を出たら、六時過ぎに待ち合わせ場所に着いちゃって、暇を持て余してました。
 マックでコーヒーを買って来て、二人で車の中で待っていたら、集合時間前の六時四十五分には全員が揃いました。

 私、凄く緊張して、初めて会う、彼の同僚の人とその彼女たちと挨拶しました。
 彼の同僚の人たちは彼と同期入社の人で、何度か彼から名前は聞いていたから、何となく初めてって感じじゃなかったけれど、その彼女たちはまったく何の予備知識がありません。
 でも、見た途端、明らかに私より年下だと思いました。裕美より幼い感じ。
 そこで初めて気がついたんだけれど、彼は私より年下で、彼と同期の同僚の彼女だから、それより更に年下で当たり前だったんです。

 今回の旅行参加者の中で私が一番年上!!!
 なんか、旅行に行くのがイヤになっちゃいました。
 急にブルーになっちゃって、挨拶した後、車に乗って出発したんだけれど、なんか楽しく会話に参加する気になれないでいました。

 運転席に彼、助手席が私、後部座席に2列目、3列目とカップルで二人ずつ乗ったんだけれど、彼が運転しながら後ろの同僚たちと話していて、冗談が飛び交って、同僚の彼女たちもキャッキャ言いながら笑っていて、私だけが取り残された感じでした。
 後で分かったんですけれど、彼の同僚の彼女たちは同い年で、私の四つ下でした!

 旅行のスケジュールは男の人たちで決めていました。
 私は、とにかく彼に全部任せて、ただ着いて行くだけでした。
 まず、中央高速で富士急ハイランドを目指しました。
 談合坂のサービスエリアで休憩を取りました。
 彼が私の側に寄って来て言いました。

 「どうした?」
 「ううん。」
 「なんか、イヤな事でもあった?」
 「ううん。」

 彼、私が車の中で会話に参加していなかった事を気にしてくれてました。
 私、「自分が一番年上なのがイヤ!」なんて言えなくて、それに、せっかくの楽しい旅行なのに、雰囲気を壊すのもイヤで、どうして良いか分からなかったんです。

 彼が、言いました。

 「何か気に触る事があったんなら言うんだよ。」って。
 凄く優しい口調。

 私、その優しさにちゃんと応えなきゃいけないと思って、勇気を出して言いました。

 「だって・・・・、私が一番年上!」

 彼、私が何を言っているのか分からなかったみたい。
 キョトンとしてた。

 「だから、私が一番年上なのがイヤ!」って、ハッキリ言いました。


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