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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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野外H-13

 彼、さらに「訳分からない!」って顔をして・・・、その後、大笑いをしました!

 お腹に手を当てて、前屈みになって、涙を流して、まるで「模範解答みたいな大笑い」でした!

 私、少し腹が立って、「なんでそんなに笑うの?!」って言いました。
 そうしたら、まだしばらく大笑いが止まらない感じで、でも、笑いを止めようとして「ヒーヒー」って苦しそうにしてから、彼が言いました。

 「おまえ、本当にバカだな〜。そんな事気にしてたのかよ!」
 「なんで?!
 気にするに決まってるじゃん!
 二人とも若くて可愛いし!
 私が一番おばちゃんじゃん!」って、少し強く言ったんです。

 そうしたら彼が、まだ笑いが顔に残っていて、頬が上がっていたけれど、声は真面目な感じで言いました。

 「バカだな〜、おまえは。
 俺にとっては、おまえが一番可愛いし、一番若く見えるよ。」

 そんな事言われても、「私の機嫌を治す為でしょ!」って、意地になっていたら、彼が「それに」って言いました。

 「それに、そんな事気にする事自体、おまえが一番、精神年齢低いよ!」だって!

 私、「酷い!」って思ったけれど、確かに、自分でもそんな事を気にするのはバカバカしくて、でも、どうしても気になるから、自分の気持ちをどうしたら良いか分からなくて、だから楽しい顔が出来なかっただけで、でもどうして良いか分からないだけとは思っていました。

 「たぶん、あいつら(彼の同僚たち)、おまえの事年下だと思ってるだろうし、彼女たちだって同い年くらいに思ってるさ。
 気になるなら、この旅行の間は、おまえ裕美ちゃんと同い年にしておこう。
 俺の一コ下。
 絶対誰も疑わないよ!」

 私、「あ、その手があるか」なんて思っていたけれど、「それでも、女の子の中じゃ一番年上だと思う!」って言いました。
 そしたら、彼、また笑いながら「欲張るなよ。それぐらいは我慢しなさい!」だって。
 しかも、お父さんが娘にするように、私の頭を撫でたんです。

 私、その会話で気分がずいぶん晴れました(笑)。
 だって、「実年齢」は一番上だけれど、明らかに彼からは「年下扱い」っていうか「子供扱い」されて、なんか嬉しくなっちゃったんです。
 大切なのは、気持ちの問題だって思えたんです。

 それって、「子供扱いされて、喜んでる私っていったい!?」って感じだよね。

 でも、実際の年は私より下だけれど、彼が凄く頼りになる感じがして、嬉しかったんだからそれで良い事にします(笑)。

 その後の車の中では、少しずつ会話に参加して、どんどん気分もほぐれて来て、楽しくなっていました。
 本当に私は、単純でお気楽なB型ですね(笑)。

 富士急ハイランドに着いた頃には、塞いでいた気持ちなんてすっかり忘れて、女の子同士も何となく馴れて来て、私、はしゃいでました。


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