お嫁さんはどっち?-6
俺の手の動きに合わせて、彩花から小さな吐息が漏れる。こ、これが女の胸の感触……そして彩花の胸の感触。
俺はその感触を自分の手に覚えさせるように何度も動かした。
「はっ、んく……ぁ、ん……っ」
僅かに身をよじりながら彩花が快感に耐える。しかし、その頬は上気し瞳も若干潤んできている。
そして何よりもブラジャー越しでも分かるほどに、彩花の乳首が固くなってきている。
「彩花、感じているのか?」
「そん、な……こと、ない。これはただの触診なんだ……から」
途切れ途切れになりながらも否定する。それに一応、お医者さんごっこという体まで律儀に守っている。
彩花がその設定を守り続けるというのなら、それを利用してもっと際どいことが出来るんじゃないだろうか。
ふははは、それはいいかもしれない。え? お医者さんごっこを始める前はあんなに渋っていたのに、何を急にやる気になっているのかだって?
仕方ないだろ。乗り気じゃなかったのは事実だし、出来ることなら回避したかったよ。
しかし現実としてお医者さんごっこをしなければならなくて、更には胸を揉んでいるんだぞ。
ここまでしてやる気が起きない男なんているわけがないだろ。
「そうだな。これは触診だから、何処を触られても問題ないよな?」
ニヤリと邪悪な笑みを浮かべながら彩花を見る。
「あ、当たり前……だろ。これは医療行為、なんだ……からっ」
「そうだな。これは医療行為だな」
彩花の胸を揉みながら医療行為を強調する。
や、ヤバイ……なんだか楽しくなってきやがった。このまま医者の体でもっと彩花を弄りまくってやろう。そうだな。まずはその固くなってきた乳首を――
「ひゃぁん! ぶ、ブラの中に手が……」
「う〜ん。この固いのは、もしかしたら何かの腫瘍かもしれませんね。もっと詳しく触る必要がありますね」
ブラジャーの中に手を入れ、固く勃起している乳首を摘む。
「ひゃ、だ、ダメ……っ、乳首コリコリってするのダメ!」
「ダメとか言われてもな。これは触診なんだから仕方がないでしょう」
「そ、そうだった……これは触診、なんだよな」
乳首をコリコリと指で転がしては摘む。そんな行為を繰り返す。そろそろブラジャーを外して、直接生の胸を見るのもいいかもしれないな。
彩花のブラジャーを外そうと一旦、乳首を弄る手を止めると――
「せ、先生……わ、私の方も触診をお願いします」
服を脱ぎ、一人待たされていた彩菜が次は自分にしろと催促をしてくる。
「先生……私の乳首も苛めてください」
俺の手を取り、直接ブラジャーの中へと入れる。
「彩花ばかりズルいですよ。私だって、こんなにも興奮しているんですから」
「彩菜……」
彩菜の乳首は触るまでもなく、ビンビンに勃起していた。俺と彩花の行為を見て興奮していたのだろう。
「触ってください。揉んでください。弄ってください」
懇願するような目でお願いをしてくる。待たされていたのが寂しかったのだろうか?
「だ、ダメだ。まだあたしの番なんだから、彩菜はもう少し待ってろよ」
「嫌よ。彩花はもう充分りっくんに弄ってもらったでしょ! 今度は私の番なの!」
「いいや、あたしだ!」
「私なの!」
また喧嘩を始める二人。しかし、今回は二人を簡単に止める方法がある。そう、俺の身体には……と、いうか人の身体には二つの手があるわけで――
「二人とも、喧嘩は止めろよ」
「ひぃんっ!?」
「あふんっ!?」
二人の乳首を同時に摘む。一人が待たされるのが嫌なら二人同時に相手をすればいいじゃないか。
そんなわけで二人の乳首を同時に摘んだわけだが……
二人同時に乳首を摘んで始めて分かったことがある。当たり前のことなのかもしれないが、乳首は人それぞれ違うんだな。
勃起時の固さや大きさ。更にはさわり心地も微妙に違っている。
「二人ともなかなかの感度ですね」
指で乳首を弄りながらも器用に乳房の感触も確かめる。
「だ、だって……先生が、りっくんが触ってるって思ったら……」
「り、陸の触り方がやらしいから……」
「二人ともエロいんだな」
ついでに言葉でも二人を責めてみる。俺がわざと羞恥を煽るようなことを言うと、二人の身体がビクンと揺れる。
「あ、あたしはエロくなんか……」
「私がエッチになるのは、りっくんの前でだけだもん……っ」
息を切らせながら俺の言葉に反論してくる。しかし、その反論は無意味だ。それを今から二人の身体に教え込ませてやる。
「触るだけじゃ、どんな異常があるのか分かりにくいので直接、身体を見せてもらいますよ」
「ふぇ……?」
「ぁ……」
返事を待たずにブラジャーを外す。ぷるん、と露になる彩菜と彩花の胸。何にも包まれていない素の状態の胸。
俺に弄られることによって僅かに赤みが差しているが実に健康的な胸である。この胸を俺はさっきまで触っていたんだよな。
「や、ぁ……あんまりジロジロ見ないでぇ……」