魔王討伐史-18
台詞としては拒否をしているような、そんな感じを受ける台詞なのだが、魔法使いさん
の表情と声の質。この二つが拒否ではなく肯定をしているんだ。
早くクリトリスを弄って欲しい。もっと気持ちよくなりたいと。
そんな魔法使いさんの期待に応えるために、クリトリスを指で摘んでみる。
「はあぁあぁぁぁァアァァんっ！ んんっ、ンンッ！ そこは刺激が強いよぉぉぉっ！」
身体を大きく仰け反らせ刺激に耐えている。そして身体を仰け反らせたと同時に膣内に
入っている玩具は奥へと突き上げる。
「んんぁぁああぁぁあっ！ はっ、あぁああっ！ あっ、あっ」
「魔法使いさん。気持ちいいですか？」
「うん、うん♪ 気持ちいいよぉ！ まんこもクリトリスも気持ちいいっ！ 勇ちゃんに
弄られてすっごく気持ちいいよぉぉぉっ！」
二つを同時に責めているせいか、魔法使いさんの口から涎が止め処なく垂れてきている。
口を閉じて唾液を飲む余裕がないほどに、感じている。喘ぎ声をあげるしか出来ないほ
どに淫れている。
「あっ、や……んぅ！ ま、またイッちゃう！ 勇ちゃんにまんことクリトリス弄られて
またイッちゃう！」
「イッちゃってください」
「うんイク。玩具で子宮を突かれて、勇ちゃんの指でクリトリスをクリクリって弄られて
イッちゃう。もう一回イッてるのにイクの！」
最後に身体を強張らせて、二度目の絶頂を迎える。再び、愛液がピュル、ピュルと噴き乱れる。
「あぁ……んっ♪ またイッちゃった……勇ちゃんの前で二回もイッちゃったよ〜」
「そうですね。もう二回もイッちゃってますね」
「わたしばかりイッちゃうのも悪いから、今度は勇ちゃんの番だね〜♪」
「え、えっと……」
「遠慮しなくても、わたしがきちんと気持ちよくさせてあげるからね〜♪」
物凄い笑顔で僕に近づいてくる。ある一つのアイテムを持ったまま。
「ま、魔法使いさん？ まさかとは思いますが、ソレを僕に使う気ではないですよね？」
先ほどまで魔法使いさんの膣内に入っていた棒状の玩具を。
「勿論、使うつもりだよ〜。大丈夫だって、さっきまでわたしの中に入っててヌルヌルに
濡れてるから勇ちゃんのお尻の穴にもすんなりと入ると思うよ？」
「ひ、ひぃっ！？」
その棒状の玩具を僕のお尻の穴に入れるだって！？ む、無理無理無理！ そんな大き
なモノがお尻の穴に入るわけないじゃないか。そんなモノを入れてしまったら壊れてしまう。
「にひひ〜♪ 逃がさないよ勇ちゃん」
「う、うわぁぁぁぁっ！」
「さぁ、お尻の中に入れましょうね〜♪」
ガッチリと魔法使いさんにロックされてしまった。ほんと、何処にそんな力があるのだ
ろうか？ 男の僕が逃げることが出来ない力で掴むとか意味が分からないよ。
この人、本当に魔法使いなの？ パワー系の職業の人じゃないの？
「まずは邪魔な服を脱ぎましょうね〜」
「うぁっ！？」
アッサリと服を剥ぎ取られてしまう。一切の抵抗も許さず僕を全裸にしていく。
「なかなかいい身体をしてるね〜♪ でも今は、こっちじゃないんだよね」
無理やり組み伏せて、お尻を自分の方へと向けさせる。うぅ……お尻の穴を誰かに見ら
れるとか、すっごく恥ずかしい……
「さてと、まずは先っぽでグリグリと穴を解して〜」
「んっ、んぁ……っ、ぁっ、ぁあ……」
「うんうん、勇ちゃんのお尻の穴がピクピクって動いてるね〜」
「はぁ、あっ……んぅ」
な、何でこんなことになっているのだろうか？ 戦士さんや僧侶さんにも同じような感
じで責められたりはしたけど、お尻の穴を責められるのは初めてだよ！
つーか、お尻の初めてをこんなところで失うとか嫌なんですけど！
「んっ♪ だいぶ解れてきてるよ〜」
「い、嫌だ……」
まるで女の子のように魔法使いさんに犯されている。このまま無抵抗でいたら、お尻の
穴に当たっている玩具が奥へと入ってきてしまう。なんとか抵抗して退かさないと……
「えいっ♪」
「んはぁあっ！？」
「さすがわたしのエッチなお汁で濡れてただけあるね。勇ちゃんのお尻の穴の中へとすん
なり入っていってるよ」
「あっ、あぁ、あっ、ぁああ……」
抵抗をしようと思った矢先、魔法使いさんに先を越されてしまい玩具を挿入されてしまった。
「ちょっ、ま、魔法使いさ……ぁっ！」
「勇ちゃん、もう少し力を抜いた方がいいよ〜。そっちの方がもっと気持ちよくなれるから」
「こ、こんなの気持ちよくなれませんって！」
元々、ここはそういうのを入れる穴じゃないんだから、そんなモノを入れても気持ちよ
くなれるはずがないじゃないか。
「ん〜、果たしてそうかな〜？ お尻の穴で感じることもあるんだよ〜？」
「はっ、んん……くぁっ、んんぅ！」
さっき僕が魔法使いさんにやったように、玩具を前後に動かしてお尻の穴を弄り始める。
「ほら、どんどん勇ちゃんのお尻が玩具を受け入れていってるよ」
「そ、そんなことは……あぁっ！」
「ほんとだよ〜。どんどんと奥へと入っていってるんだから〜♪」
確かにどんどんと玩具が奥へと入ってきているような感触がある。しかし、ここでそれ
を認めるわけには……
「聞こえるかな勇ちゃん。勇ちゃんのお尻の穴からグポ、グポってエッチな音が出てるのを」
「き、聞こえません……」
聞こえてるけど、聞こえていないことにしたい。
「そっか〜。だったら、もっと聞こえるようにするね〜」
な――っ！？ そ、そう来ますか。僕が変に意地を張ったせいで、大変なことになってきた。
音が聞こえるようにわざとらしくお尻の穴を弄り始める。お尻の穴から空気の抜けるよ
うな音が、グプ、グポ、プシュと鳴り響く。まるでオナラでもしているかのような音。
そんな音をひたすら聞かされてしまっている。