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僕の魔王討伐史
【コメディ 官能小説】

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魔王討伐史-16

「わたし達の美貌を使えば、買い物もきっと安く出来るはず」
「……なるほど、値切るわけですね。次の目的地は遠いですから、準備を万全にするに越
したことはありませんし、色々な物を値切ってみますか?」
「そうだな。大して買うものはないと思うが、そういうのも面白そうだ」
 面白そうで買い物をして値段を値切るのは止めてあげて欲しい。むこうも商売でやって
いるというのに――でも、それを言うことの出来ない僕はただただ相手に同情するだけだった。
「――ははっ、値切るのって結構面白いな」
「そうですね。あんなに簡単に値切れるとは思いませんでしたよ」
「おかげで、別に必要のない物まで買っちゃったね〜♪」
 本当に自身の美貌を使い――まぁ、半分くらいは無理やりだったような気もしたけど、
値段を値切って買い物をしてきた僕達。確かに冒険には不要なモノを買っていたけど、一
番恐ろしいのは、別にこれらの商品を値切らなくても余裕で買うことが出来ていたということだ。
 それくらいに金銭に余裕があるというのに、商品を値切るのは倹約を通り越して苛めの
ような気もするよ。
「ですが、これで明日は安全に冒険を出来そうですね」
「ああ、安全な野宿生活が出来るな」
「これで勇ちゃんも安心だね〜♪」
「――ま、そういうわけだから今日は後は寝るだけだな」
「ええ。後は、寝る……だけですね」
「にひひっ♪ さすがに今回はわたしが勝たせてもらおうかな♪」
 再び始まろうとしている三人によるジャンケン。僕の身体を貪るためのジャンケン。
 この光景を眺めていても意味はないし、僕は先に休んでおこう。
 当たり前だけど、疲れが最高潮に達しているからね。同じことばかり言っているような
気もするけど、少しでも体力を回復させないといけないんだ。
 あの人達の性欲に耐えるために――

「は〜い♪ そんなわけでようやくわたしの出番だよん♪」
「……魔法使いさんですか」
 上手いこと順番通りにやってきているもんだな。一人づつ順番に均等に。
「ほんとは一番最初に勇ちゃんの初めてを奪いたかったんだけど、二人に先を越されちゃったね。
 でも、わたしには秘策があるんだよね〜」
 魔法使いさんの秘策。あまりいい予感がしない。出会ってから少ししか経っていないけ
ど、なんとなく魔法使いさんの性格は把握してきている。
 この人はとにかく変な人で、普通にシモネタを使う人なんだ。簡単に言うと、もったい
ない美人といったところか。
 魔法使いさんの秘策。一体、どんな変なモノを用意してきているのだろうか?
「じゃじゃ〜ん! 実は密かに購入していた大人の玩具で〜す♪」
 ババーンと効果音でつきそうな勢いで大人の玩具を取り出す魔法使いさん。こんなモノ
を売っている方もどうかと思うけど、買う方もどうかしてるよ。
「このスイッチ一つでブルブルと震えるエッチな玩具。これを使おうと思います」
 タマゴ型の玩具がブルブルと振動し始める。
「これをいきなり勇ちゃんに使いたかったけど、まずはわたしが試すね」
 そう言うと、振動している玩具を自身の胸へと当て始めた。
「んっ、んふ……ぁん。あっ、なかなか……んぅ、いい振動だね〜♪」
 玩具から与えられる振動に身体をピクピクと反応させながら感想を述べる。
「小さい玩具なのに……はっ、ぁ……わたしの胸を程よく刺激してくる……んっ」
 ブゥゥゥゥンという低い音と共に、魔法使いさんの小さな吐息が漏れ出す。服の上から
玩具を当て、円を描くように回しながら胸に振動を与えていく。
「ふぁ……ぁっ、はんっ、あぁあっ、あん……こ、これ、気持ちいい……っ♪
 振動がビクビクってきて、わたしの胸にビリビリってきて気持ちいいよ……♪」
 段々と頬を紅潮させながら振動を味わう魔法使いさん。よほど、玩具から与えられる振
動が気持ちいいのか、服の上からでも分かるくらいに魔法使いさんの乳首が自己を主張し始めた。
「あっ、んんぅ……玩具が乳首にコリッて当たる♪ ブルブルって振動しながらコリコリ
って当たってる〜♪ あはっ、勇ちゃん見てる? わたし、勇ちゃんの前で大人の玩具を
使ってオナニーしてるんだよ?」
「は、はい……」
 見ているというか、見せられているというか……とにかく僕は魔法使いさんのオナニーを見ている。
 表情を蕩けさせながら振動する玩具で胸を弄る魔法使いさん。勃起している乳首に玩具
が当たるたびに、魔法使いさんから一際大きな声が漏れ出る。
「んんぅっ! んはぁあああっ! これ気持ちいい! 気持ちよくて頭が真っ白になっちゃう!」
 服の上からではやや物足りないのか、服を脱いで直接胸に玩具を当て始める。
「んんんんっ! 凄い! これ……直接当てるのすごぉぉい♪ 振動がより一層強くてブ
ルブルって震えて、身体の奥にまで振動が伝わるみたいだよぉ〜♪」
 魔法使いさんの張りのある胸が揺れながら振動する玩具に弄られていく。魔法使いさん
の白めの肌がオナニーによって段々と赤く色づいてきている。


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