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二兎追う方法、教えます
【学園物 官能小説】

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耽ける兎-7

 しばらくして送られてきたメールは、手で胸を隠した女性の画像が添付されていた。
 顔は見切れていて映っていない。艶やかな黒髪が、その胸のあたりまで流れている。
 肌は白く、体つきは若干華奢だが、若々しい肢体はメリハリがついていて情欲をそそる。
 水色のシンプルなショーツだけ、身に着けているようだ。
 メールの本文には、簡潔な一文だけが挟まれている。
 
『見てくれてたら、返信してください』

 顔は写ってないけど、これはやはりツキコなのだろうか。
 白い肌と、長い黒髪には見覚えがあったが、制服の内側の事を俺は知らない。
 それに、真面目なツキコが、こんな画像を俺に送るのか。
 帰る途中とさっきの電話で、彼女は自分のことを真面目じゃないと言っていた。
 付き合いの薄かった幼なじみから、少しづつ何かが変わり始めている気がする。
 送られてきたアドレス宛てに、見ている、とだけ返事をした。

 数分待つと、またメールが届いた。
 添付されている画像はさらに過激になっている。
 絨毯の上に座り、足を広げて、水色のショーツの中に手を差し込んでいる画像だった。
 足は少々細めで、全体的にスレンダーな体つきをしている。
 胸は、もう隠していない。程々ながらも形の良いおわん型の白い乳房が惜しげも無く晒されている。
 小さなピンクの突起と色素の薄い乳輪まで顕になっていた。
 彼女は鏡に移った自分の姿を携帯で写しているのだろう。顔はやはり写っていない。

『わたしだって、好きな人のこと考えて、こういう事するのよ』

 そんな一文が添えられている。
 彼女の言う好きな人とは、おそらく俺のことなのだ。
 今、ツキコが俺を思ってこういう事をしているのだと考えると、何か居ても立ってもいられないような気がしてくる。
 俺の股間のものは既に最高に勃起している。
 ヨウコの事が俺は好きで告白してしまっているが、それとは別の想いと興奮がここにあった。


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