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二兎追う方法、教えます
【学園物 官能小説】

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耽ける兎-8

 もうしばらくすると、またメールが送られてきた。
 俺は、その送られてきた画像にますます仰天した。
 姿格好は先程とあまり変わらないが、股間に何かの道具を当てがっているのだ。
 ローターというものだろうか、ピンク色の小さな器具を、指でつまんで股布に当てている。
 あの清純そうなツキコが、一体どこでそんなものを手に入れたのか。
 そういう事を考え出すと、興奮して仕方がない。
 女の子は見た目以上に進んでいるとは言うが、やはりツキコも例外ではないのだろうか。
 
『リクオくんの、見たい』

 本文にそれだけ書かれてある。
 え? 俺はただ唖然とした。
 普通のツキコなら考えられないような事だが、今はどう考えても普通ではない。
 思えば、俺が普段と変わらないと言った時からツキコは少し変わった気がする。
 俺のこんなものが、そんなに見たいのだろうか。
 見て喜んでもらえるようなものに思えないが、もし何もせずにこのままやりとりが終わってしまったら、彼女との関係もこれまでという予感がした。
 
 下のズボンをトランクスごとずらすと、自分の血管が浮いた勃起が飛び出てくる。
 ヨウコ曰く、結構いいモノだそうだが、自分ではそんな事は知りようがない。
 少しだけ皮が引っかかっている事に全く悩みがない訳ではなかったが、ヨウコはそれにさほど反応はしなかった。
 日本人は七割方そうだと聞くし、手術は保険が効かないので結構な出費になってしまう。
 それでも、ツキコは見たいのだろうか。
 
 自分の勃起を何枚か撮って、一番立派に写っているものを送信した。
 送信するのはかなり勇気が必要だったが、もう遅い時間であまり待たせるのも悪いので、勢いで送信してしまった。
 ツキコの反応を知りたいとも思った。
 彼女がどういう画像を送ってくるのか、それを見てみたかったのだ。


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