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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼・其の四〉-20

あの日、デートの目撃の話をした時の幹恵の狼狽えは、不自然なものだった。
きっと見られてはマズい人と付き合っており、それを嗅ぎ付けた三人が幹恵を脅迫したのだろう。
昨夜、幹恵と三人と何らかのやり取りがあり、この男もそこにいた……自分は結果として、その四人に槍玉にあげられ、こんな分娩台に拘束されてオヤジ達の慰み者にされている……。
ふと、梨沙子の事が頭に過ぎった……あの失踪も、あの四人が?
だとすると、もう自分は解放などされず、ずっとこのまま?
背筋まで凍り付く想像に友は怯えたが、そうならない保証などない……。


「は、外してぇ!!私、何もしてないんだからぁ!!!」


髪を絡め取られているのも構わず、友は喚き散らして暴れ、分娩台からの拘束から離れようとした。

梨沙子は友達が居なかった。
だから同級生は誰も捜そうともしなかった。
自分もまた、友達はいない。
少しだけ仲良くなれた梨央や美加子は、自分に罪を被せて逃げている。

誰も捜しはしない。
家族や彼氏しか、自分を心配してくれない……他の女生徒を心の何処かで軽蔑し、孤独と孤高を履き違えた自分の愚かさに気づいたとしても、それを糧とするチャンスは訪れないだろう……もう友は一人の少女ではなく、一匹の《商品》なのだから……。



『せっかく分娩台に座ってるんだから、ガバッと股を開いた方がイイですよねぇ?』

「ちょっとぉ!!ふざけない……イヤアァッ!!敏樹さぁんん!!!」

『ほほぉ?真っ白なパンティーですなあ』


膝を固定しているアームの付け根には、二つのボタンが付いていた。
それぞれに上下・左右にアームを動かす為のボタンであり、それは電動で動くように出来ていた。
オヤジがボタンを押すと、膝が高く上がっていき、開脚の角度も拡がっていく。当然、関節に負担にならない程度で可動は止まるが、友の羞恥心を傷つけるには充分だ。






「や…めてぇッ!!あ"〜〜〜ッ!!!」


いくらスカートを穿いていても、股間を開かれてしまっては下着は丸見えになる。
しかも、その薄布は秘肉の割れ目を隠す程度のもので、膨らみ具合など丸分かりだ。
いくら拘束されているとしても、こんなオヤジ達に股間を開いていい理由などない。
友は必死にアームの動きに抗ったのだが、無尽蔵に力を発揮する電力には敵うはずはなく、その悲鳴すら虚しくスカートは花開き、純白のパンティーは丸見えとなった。


「み、見るなぁ!!あ、アンタ達なんかに見せるモンじゃな……嫌あぁぁ!!!」


スカートは捲りあげられ、あまりにも弱々しい下半身の防着はオヤジ達の興味の的となっていた。

せっかくのデート。
白いYシャツに透けぬように選んだ白い下着。
それでも媚態を忘れぬ友は、前みごろの下半分と、股布以外は全てレースで透けるパンティーを穿いていた。
それは尻の割れ目を隠そうともせず、生え伸びた陰毛すら透かして見せる代物で、愛しい彼氏にしか見せられぬ破廉恥な下着だった。

まだ高校生の友が、一生懸命に背伸びした大人びたパンティーは、きっと彼氏を興奮の坩堝にしたことだろう。
わざわざ制服でデートをしたのも、高校生である自分をアピールし、年下で幼い可愛い彼女を演じる為のものだったはず。

一人の女性を気取り、精一杯の魅力を一人の男性だけに注ぐ幼気な心は、涙の価値を履き違えた変質者同然のオヤジ達に蝕まれ、生臭い唾液に塗れて打ち捨てられるだけだ。



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