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溺れる爪痕
【ファンタジー 官能小説】

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凌辱-7

 「ははっお前今からでも調教師になれば?そっちの方が向いてるんじゃないか?」

「馬鹿言わないでください。毎日こんな戯れしていたらいつかこっちの気が狂いますよ」

「でも愉しそうだぜ?こいつも泣きながら感じてんだろ?理にかなってるじゃないか」

「ええ。快楽に歪み喚き喘ぐ姿は滑稽で愉快。だけれど、奴隷に、ましてやモルモットが快楽だけを与えて貰えると思ったらお門違いです。所詮は私たちを楽しませるためだけの道具なのだから」

「ふん。そういえばお前、貴族出だったな」

「そうですね。私は魔術師でも貴族の概念が刻まれていますから。カガリとは考えが多少違うかもしれません。ですが貴族は調教済みの奴隷を好むでしょう?私は調教する方が愉しいと思うんですよ。手にしたとき骨抜きでは楽しくないでしょう」

「骨抜きでもハズレはないぜ?調教されてない野良、お前何匹ダメにしたと思ってるんだ」

「・・・・っ、は、・・・・な、んで、・・・こ、」

「あ?何か言ってるぞ、こいつ」

霞む視界にカガリを見つめ、シウは虚ろな瞳をゆらりと動かす。

弱くなったものの電流は流れ続けて、指先までがピリピリと痺れている。

「喋れないのなら喘いでいてください。それが貴女の仕事です」

足よりももっと下の方で涼しい少女の声が投げ掛けられ、局部に新たな刺激が加えられた。

微弱に痺れる肉芽の、僅かに飛び出たつるりとした先端。そこにブラシの振動が押し付けられたのだ。

ぐん、と堪らず仰け反った肩をカガリが抑え、顔を覗き込んでくる。

黒い瞳に好奇の色を見た気がして、シウはそれを歪む表情で睨み付けた。


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