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最後の贈り物
【姉弟相姦 官能小説】

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第1章・初めて結ばれた姉弟-4

「ハル姉ちゃんの事がわからないわけないよ!ずっとハル姉ちゃんの事を見てきてるんだから!」
そう言って笑う輝の声を聞いた時、改めて思い知らされた....輝は遥香の事が好きなのだと....輝にとってその言葉はそこに遥香がいたから出た言葉だった....その時はまだ遥香に対して特別な感情は持っていなかった....いや....気づいていなかったと言うほうがあっているだろう....遥香の事が好きなのは姉だから....そう思っていた....しかし....菜摘には違った....ずっと輝の事を見て来た菜摘は気づいていた....輝は遥香に姉以上の感情を持っている事を....もちろんそれは....まだ恋というものを知らない輝が遥香に思いを寄せているだけ....そう思う事も出来た....でも....菜摘にはそれが出来なかった....菜摘は輝の事が好きだったのである....まだ中学生になったばかりの輝が....自分でもおかしいと思っていた....それでも....自分の気持ちを抑える事が出来なかった....時が経てば....別な誰かを好きになれば....
忘れられる....そう思っていた....しかし....出来なかった....輝以外の男性を好きになれなかった....両親が離婚した時....輝が遥香と暮らす事になったのなら....少しは違ったのかもしれない....日に日に男らしくなっていく輝を....傍で見ているだけの毎日....そんな日々にピリオドを打てるなら....そう考えて告白してくれた男性と付き合って....結婚した....それでも輝の事を忘れられなかった....癌になったのは天罰が下ったのだと思った....輝の事をあきらめるために他人を利用した事の....そんな事が菜摘の頭を駆け巡った....
「ナツ姉ちゃんどうしたの?」
急に黙ってしまった菜摘に不安になった輝が尋ねた。
「何でもない....さっき間違っていたから騙せると思ったんだけどなぁ....」
「えっ?」
「私が帰って来た時、ハル姉と間違ったじゃないの!」
「えっ?あれナツ姉ちゃんだったの?」
「そうよ!ハル姉は遅くなるんだって!」
「やっぱり双子なんだね!全然わからなかった....」
「じゃぁ何で今はわかったのよ!」
「それは....」
口ごもる輝を見て、菜摘は自分の格好を思い出した。バスタオル一枚を巻いただけの自分を....確かに顔はそっくりである....しかし体つきは違っていた....遥香は女性らしい柔らかい体つきだった....決して太っているわけではなくちゃんとくびれもある....それ比べて菜摘は運動をしていたせいなのか筋肉質な体つきだった....胸の大きさはほとんど同じなのに....菜摘は女性らしい体つきの遥香にコンプレックスを感じていた....
「やっぱり私....魅力ないんだね....」
菜摘は下を向いて淋しそうに呟いた....
「そんな事.....」
どうしていいのかわからず戸惑う輝に
「私って....そんなに魅力ないのかな....」
思わず菜摘はバスタオルを取り去り全てを輝の目にさらした....こんな事するつもりはなかった....裸に近い格好で戸惑う輝をからかってやるつもりだった....しかし....封印しようとしていた輝への思いを思い出した菜摘は無意識に裸を輝の目にさらしてしまった....退院して来た菜摘に夫は優しく接してくれた....そんな夫の態度が嬉しくこれからは夫に尽くしていこう....そう心に決めた....これで輝の事を忘れられる....遅いかもしれないが初めて夫婦になれた....そんな気がした....夫は淡白なせいか退院してから菜摘を求めて来る事はなかった....初めは体調を気遣ってくれる事が嬉しかったが....退院して一年経っても求めて来ない夫にそれとなく聞いても「疲れているから....」とか「無理するなよ!」そう言ってくれる夫の言葉を優しさだと思っていた....夫が他の女性を妊娠させたと聞かされて初めて勘違いだとわかった....自分には女性としての魅力がない....
そう思うようになってしまった....だから....輝の前で裸になる暴挙に出たのかもしれない....自分の気持ちにケリをつけるために....
(正直に言ってくれていいのよ....正直に言ってくれれば....きっとこの思いにピリオドを打てる....)
菜摘はそう考えていた....
「そんな事ないよ!ナツ姉ちゃん!」
輝は立ち上がって、穿いていたジャージと下着を一緒に引きずり下ろした....輝のモノが大きくそそり立っていた....
「ナツ姉ちゃんに魅力がなかったら....こうならないよ....」
何故こんな事をしてしまったのか....輝にもわからなかった....ただ....菜摘を見ていてこうせずにはいられなかった....それが正解かはわからないが....
「輝.....」
菜摘は吸い寄せられるように輝に近づいて行った....(今....輝がこうなっているのは....私の裸に反応してくれているから....)
菜摘はそうするのが当然であるかのように輝のモノに触れていた....輝のモノは夫のモノより大きく....そして硬かった....無意識のうちに輝のモノを握りしめた菜摘はその手を軽く上下させていた....
「ナツ姉ちゃん?」
戸惑う輝に菜摘は何も言わずキスをした....




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