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最後の贈り物
【姉弟相姦 官能小説】

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序章・初めては寝てる間に-1

この春、大学への進学を決めた如月輝(きさらぎあきら)は、三歳上の姉・遥香(はるか)が住む家へ向かっていた。輝と遥香の両親は、輝が中学を卒業する時に離婚している。原因は仕事優先の父に対して、家庭を優先して欲しい母と価値観が合わなかったからだ。遥香は大学進学を決めていて、大学に通うのに近かったために父と暮らし、遥香と一卵性双生児の妹・菜摘(なつみ)は就職先が母の転居先に近かったために母と一緒に暮らす事になった。遥香は運動が苦手で、柔らかい感じがする内向的な女の子で、菜摘は遥香とは反対の活動的で明るい女の子だった。輝は遥香の事が好きだったので、父の所に残りたかったが、留守がちとはいえ父の世話と輝の世話を大学生になったばかりの遥香にさせるわけにいかないと母が輝を引き取った。輝は、この春遥香が通う大学に進学を決めたために、遥香の住む家に引っ越すのだった。父は二年前から単身赴任でタイに行っているので、家では遥香が一人で暮らしていた。


輝は少し緊張しながらチャイムを押した。
「はあい!どちら様?」
遥香の声が聞こえた。
「僕......輝です....」
輝が答えると
「えっ!?輝?」
廊下を走る音が聞こえ、玄関の扉が開けられた。
「いらっしゃい!輝!待ってたのよ!」
遥香は輝を笑顔で迎え入れてくれた。
「輝の部屋はそのままになっているから!それと届いた荷物は部屋に入れてあるからね!」
「あっ....ありがとう....」
輝は遥香の顔を見ているのが恥ずかしくて下を見ていた。
「コーヒーでも飲む?それとも先に荷物の整理をする?」
「えっと..コーヒーを....」
「それじゃあ....リビングで待ってて!」
「うん....」
輝がリビングのソファーに座って待っていると、遥香がコーヒーを持ってきて輝の前に座った。
「今日何か食べたい物ある?」
「別に....ハル姉ちゃんが作ってくれるものならなんでもいいよ!ハル姉ちゃんは料理が上手だから!」
「輝もお世辞を言うようになったのね!」
遥香が照れたように言うと
「お世辞じゃないよ!本当にハル姉ちゃんは料理が上手だよ!」
「ありがとう....それじゃぁ....私これから買い物に行って来るね!」
遥香が立ち上がると
「荷物運び....手伝うよ....」
輝が立ち上がると
「えっ!?」
遥香が驚いたような顔をした。
「えっ?」
輝が不思議そうな顔をすると
「いいの?」
「当たり前だろ!」
輝が答えると
「ありがとう......」
遥香は嬉しそうな笑顔を見せた。




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