〈聖辱巡礼・其のニ〉-9
『梨央。やっぱり最初はソフトに優しくだろ?』
『うわ、サイテー。聞かなくてイイじゃん』
『俺がちゃんと顔を洗ってやるか?ほら!ほら!』
「あぷッ!?ぶふぅ!!!」
成人女性。しかも教師だと言っても、手錠や枷をどうにか出来る筋力など備えているはずはなく、ましてや五人掛かりで襲われては無力というもの。
『春日先生〜。恥ずかしいところバッチリ撮れてるよ〜』
美加子はコンクリート袋の上に立ち上がり、俯瞰から撮影に及んでいた。
男達の輪の中で股間や太股を撫で回され、顔には唾を吐きつけられて喚き散らす様が、美加子の位置からは良く見える。
何も知らない女生徒達から慕われる教師の偽りの仮面が、暴力によって砕かれ、引き剥がされようとしている。
『誰かにチクろうなんて思うなよ?そん時ゃ今の映像学校に散蒔いて(ばらまいて)やるからよ』
「〜〜ッ!!!」
如何にもな手口だが、それはやはり効果的な手段なのだろう。
乃ノ花や梨央は携帯電話で写真を撮り、動画でも記録していた。
それらが写メとして友人達に送信されたなら……それは幹恵の人生に、決定的なダメージを与えるだろう。
『うひゃひゃ!スゲえ巨乳だな!!』
『ブラジャーから零れそうだぜ』
(やめろッ!!やめろおぉ!!!)
ブラウスのボタンが弾け飛び、埃塗れの床に飛散した。
その後に現れたのは、ピンク色のブラジャーに窮屈そうに収まる、美味そうな美肉だった。
その肌は玉のような汗に塗れ、まるで霧吹きで清らかな水を噴霧したよう。
『こんなデカいの初めて見たな』
「ふぐッ!!ぐうぅ!!!」
『タプンタプン揺れるぜ?たまんねえなぁ』
幹恵のブラジャーは、肩紐とカップが樹脂製の鈎で繋がっているタイプの物だった。
男の指は肩紐を摘み、クイクイと引いて遊び始めた。幹恵の胸肉はユラユラと揺れ動き、この締め付けてくるブラジャーから解放されたいと訴えているよう。
その望みを叶える為、男の指は肩紐を外し、巨大なカップを悪戯に持ち上げた。
『へへへぇ…胸が丸見えだぞ?』
『何だよ?もう乳首が勃ってんじゃねえか?』
「ッ……!!!」
無事に解放された胸肉は、四方八方からの視姦に曝され、不機嫌に膨れた。
動きを抑制する下着が取り払われた胸肉は、僅かな身体の動きにも容易く反応し、立派な山並みを崩す事無く上下左右に揺れ動く。