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富子幻舞
【歴史物 官能小説】

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富子幻舞-22

―――・・・チュプ・・・・・・グチュ


蜜を絡み付かせた肉の交合に合わせて先端がゆっくりと前に動き、
じわりじわりと華の中心そして花弁が形状を変えて押し広げられていく。


先端がそのまま華の中心に、更に奥へとゆっくり深く沈み続ける。




―――ズ・・・ズ・・・ズニュ・・・ズヌ・・・





“・・・ぉお・・・・おお・・・・あう・・・・・”




闇の中から漏れる女のくぐもった呻き。





物体はいつしかほぼすっぽりと華の中に収まってしまった。





―――・・・・ズブゥッ、ズブッッ



やがて激しい肉と肉とがぶつかる音とともに、

華の中心に収まっていた物体が瞬間的に見え隠れしていく。



―――ジュプジュプズプ・・・・・




“あ、あ、あ、あ、あぅ・・・・・”



―――ジュパン、ジュパンパンッッ・・・・



“おおお〜〜〜っっ・・・・・”




肉と肉そして蜜が混じりあった音に紛れて
富子の悶える声が闇の奥から聞こえてくる。


無論のこと、
闇の中にいるはずの男女の姿は見えない。

ただ闇の中に咲いている赤い華と、
華の中心を行き来する肉の塊だけが見えるだけだ。





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