投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ツキのしずく
【その他 その他小説】

ツキのしずくの最初へ ツキのしずく 5 ツキのしずく 7 ツキのしずくの最後へ

ツキのしずく-6

 ヒゲづらの神が、思い出した様に言う。
[あれを渡しておこう。こちらに来るといい] 僕は隣の部屋に招かれた。ひげの神の部屋だろうか・・
その部屋で、ヒゲづらの神は、小さな箱を僕にくれた。中には携帯電話とハムスターが!!
「あ!この電話!!雨で水没して壊れたN503iだ!!」電話も死んで天国に来たのだ。 
「あ!このハムスターは!去年病気で他界した、とっとこ公太郎だ!!」480円で買った記憶。
ぼくより先に逝ったモノとの再会を果たした。さすが再会と再生の神!! 
ふと、ポケットに触ってみた。穴が無い。さらに、5円玉に手が触れた。・・いつ拾ったのだろうか。
「ご縁があった!!」 僕の両目に涙がにじんだ。


ツキのしずくの最初へ ツキのしずく 5 ツキのしずく 7 ツキのしずくの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前