志津子 -7
旅館に入った時は、もう8時になろうとしていた。
食事の時間はとっくに過ぎていたから、外へ食べに出ようと話し合っていた。
ところが、おかみさんの配慮があって夕食はそのまま暖かい物をとってあった。
あの温泉パークの出来事が、俺たちの垣根を全部取り払った。
おかみの気遣いの美味しい食事に感謝しながら、酒と一緒に旅先の宿の味を堪能した。
「それにしても2人の息がぴったりだったね」
「まるで練習してたみたいというか、話し合っていたみたいにさ」
俺は酒を飲みながら、そう言った。
「うん、不思議に孝ちゃんが考えてる事がわかってるみたいな感じでさ」
「そうあたしも、しーちゃんの考えてるのがわかる」
2人はそう言い合って笑った。
あの日、孝子を抱いた事は今日までずっと黙っていた。
この旅行が決まった時、やっぱりあの時すぐに話しておけば良かったと後悔していた。
だから、あの露天風呂の時まで、どこか心から楽しめないでいた。
この展開になって、ほっと安心したし、やっとくつろげた。
多分、孝子も志津子には話ていないだろう、あの時の事はずっと黙っておこうと決めた。
食事も終わり、一息ついた後に予約しておいた貸し切り露天風呂に3人で入った。
俺が孝子を、孝子が志津子を、志津子が俺の体を洗う。
お湯を掛け合い、孝子が志津子を寝かせた。
上に乗り体を密着させると、前後に孝子の体をすべらせる。
互いに舌をからめ、抱きしめゆらゆらと蠢く。
孝子の乳首を口まで持って行くと、それを志津子は舌でちろちろと弄ぶ。
俺は何もしないで、その光景を見ていた。
女同士の愛し合う姿は息を飲むほどに卑猥で綺麗だった。
志津子が孝子を四つん這いにする。
まるで後ろから入れている様に、背中に舌を這わせながら腰を動かす。
「あっあっあっ。。」
「はっはっはっ、、あぁ。。しーちゃん、感じる」
志津子が体を離すと、俺がいつも志津子にやるように膣とアナルに指を入れる。
埋めていくと、孝子の背中が丸く持ち上がる。
ゆっくり、ゆっくり、その指を抜き差ししていく。
「あぁぁぁああああ、いやぁいやぁ、感じる、ねぇ気持ちいい、そこ気持ちいい」
孝子の体が左右にくねりながら、二つの穴に入った指を受け入れよがっている。
幾度かイった後に孝子が身体を離し、志津子に向き合いkissしながら押し倒す。
今自分の中に入っていた二本の指を舐めると、志津子もその指を舐める。
正常位の形のまま、志津子の中に指を埋め腰を振る。
志津子は両膝の裏に手をあてがうと、高くあげたまま支えた。
まるで、2人とも肉棒があるかのような錯覚に陥る。
俺は孝子の後ろに回ると、その濡れそぼった女陰に突き立てた。
俺の目の前で2人の女がよがり狂っている。
もう喘ぐのをガマンもしないで、出て来るままに声を出している。
身体を入れ替え、志津子が上に回り、俺は志津子に突き立てる。
1時間の大半をその時間に費やした。
2人は支えているのも、やっとという感じで露天の湯船の中に、身体を沈め宙を仰いでいた。