無防備-5
グレーのスポーツブラが見えたが、それも邪魔だった。
彼女が起きたら?
そんなのはその時に考えればいい。
そう自分に言い聞かせ、スポーツブラを遠慮なく上げる。
「ん…。」
さすがに上半身に異変を感じるのか、彼女の顔が歪んだ。
でも、今の俺には関係ない。目の前にはもう―
チロッ
「ぁっ」
彼女が小さく鳴く。
正直言って、俺には気にしている余裕なんてあるわけもなく、夢中になって舐めていた。