二人一緒にいるための約束-6
彩は階段を上って、駿の部屋の前を通り過ぎて、自分の部屋のドアを開けようとした時、駿が部屋から出て来た。
「彩姉....話しがあるんだけど....」
駿は深刻そうな顔をしていた。
「なぁに?話しって....」
彩が笑顔を見せても駿は黙っていた....
「そんな所に立っていないで中に入って!」
「うん....」
彩が駿を部屋に招き入れた。
「適当に座って!」
彩は駿に声をかけて、ドライヤーで髪の毛を乾かし始めた。
彩が髪を乾かし終えても駿は黙ったままだった....
「話しって何なの?」
彩が笑顔で話しかけても、駿は言い出しにくそうにしていた。
「駿君?10万円くらいなら出してあげられるよ!」
「えっ?」
駿が顔を上げると
「友達と卒業旅行に行きたいんでしょ?」
彩が笑顔で話しかけた。駿が不思議そうな顔をしていると
「えっ?違うの?」
駿は頷いた。それから駿は大きく深呼吸して
「彩姉の事が好きなんだ....」
「どうしたの?いきなり....私も駿君の事好きよ!」
彩は駿に笑顔を見せた。
「違うんだ....僕は彩姉の事....家族としてじゃなくて....好きなんだ....」
「本気......なの?」
駿は大きく頷いた。
「自分でもわかってる....血が繋がった叔母である彩姉の事好きになるなんてオカシイって....何度も諦めようと思ったよ....でもダメだった....彩姉は....綺麗で....優しくて....僕の理想の女性なんだ....諦められないよ....自分でもどうしようもないくらい好きなんだ.......」
(本気なのかしら....勘違いしてるだけなんじゃ....)
彩は一瞬そんな考えが頭を過ぎったが、気づくと駿の前に立っていた....彩の顔を泣きそうな顔で見つめている駿に、彩はそうする事が当たり前の事のようにキスをした....
「彩姉?」
彩が唇を離した後、駿が呟いた....
「私は....今日....駿君の彼女なんだよ....まだ今日は終わっていないわ....」
彩は再び駿にキスした....それから彩は部屋の灯りを消した....カーテンの隙間から漏れる街灯が彩を照らしていた....彩が駿に微笑んだように見えた....彩がカーテンを閉めると真っ暗になった....
「彩姉?」
不安そうな声をだす駿に
「今日だけだよ....」
囁くような彩の声がして、服を脱ぐ音がかすかにした....
彩は駿の隣に座って、駿にキスをした....駿の唇をこじ開けるように彩の舌が駿の口の中に入って来て駿の舌に絡みついた....駿は夢中で舌を絡めた....
キスをしながら彩は駿の服を脱がせていった。駿も自ら進んで脱いでいった。服を全部脱ぎ終わり再び彩の隣に座ると、彩は駿の右手を掴んで自分の左胸に持っていった。
「いいのよ....駿君....」
彩は静かに囁いた....
(柔らかい.....)
駿の右手が触れた彩の乳房は想像以上に柔らかかった....
駿はゆっくりと指先に力を入れた
「あぁ......」
彩の吐息が漏れた....
「いいのよ....」
彩は駿の左手も自分の乳房にあてがった。駿は掌を彩の乳房に密着させて、少し上に持ち上げ、掌をゆっくり回すように滑らせた。
「あっ......」
彩は右手の人差し指を軽く噛む事で声が出るのを堪えていた。
駿の掌が彩の乳房に徐々に固くなっていく突起物を感じた。