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二人一緒にいるための約束
【近親相姦 官能小説】

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二人一緒にいるための約束-5

夕食を食べ終えてコーヒーを飲んでいると
「彩姉....今日はありがとう....」
駿が彩に声をかけた。
「どうしたの?急に....」
「いろいろ教えてもらって....」
デートの最中、彩は駿に気になる事をさりげなく注意していた。
「ううん....私のほうこそ....雰囲気を壊すような事言っちゃって....気分を悪くしたんじゃない?」
「そんな事ないよ!僕デートするの初めてで何も知らなかったから....」
「そう言ってくれると嬉しいわ!今日言った事全部やっているからといって、すぐに結果が出るわけではないわ!でも相手を思いやる気持ちを忘れなければ、きっといい結果になるわ!」
「わかった....今日はありがとう!」
「ううん....先にお風呂入ってしまって....」
彩はコーヒーカップをシンクに持って行って洗い始めた。駿は浴室に向かった。
「今日の彩姉....綺麗だったなぁ....」
駿は風呂に浸かりながら今日の事を思い出していた。腕を組んできたりしてくれて、本当にデートしている気分だった。時々見せる甘えたような笑顔は、彩が年上である事を忘れさせてくれた。駿にくっついてくる彩からは男性恐怖症である事を感じさせなかった。
「やっぱり....男として見てないんだろうな....」
わかっていた事といえ淋しく感じられた....自分は彩の甥である....彩と結ばれる事は絶対にない....そんな事は初めからわかっていた....わかっていたから彩にデートしてくれるように頼んだのである....せめてもの想い出作りのために....
「いつまでもこのままっていうわけにはいかないよな....」
彩が男性恐怖症だというのはウソで、自分の世話をするために彼氏との間に溝が出来て別れたのではないか....そう思い始めていた。
「やっぱり....ここを出て独り暮らしをしたほうがいいのかな....」
駿はそんな事を考えていた....今すぐは無理でも....彩が恋愛出来るうちに....彩は大学生と言っても通用する....しかし....実際は25歳である....駿の大学卒業まで待てば29歳になってしまう....彩の幸せを考えたら....そう思う反面...ずっとこのまま彩と一緒いたい....そう思うのも事実だった....
「僕はどうしたらいいんだ....」
駿はずっとこの答えを出せない難問に頭を悩ませていた.....


彩が部屋でメイクを落としたいると
「彩姉!お風呂空いたよ!」
階段の下から駿の声がした。
「はぁい!今行くわ!」
彩は着替えを持って浴室に向かった。


「私どうしちゃったんだろう.....」
彩は風呂に入って今日の事を思い出していた....デートの相手が駿だというのに必要以上のお洒落をしてみたり、浮かれて駿と腕を組んでみたりして....駿にデートを申し込まれた時からテンションが高かったような気がする....彩は自分自身に戸惑っていた....
「疲れているのかな....今日は早く眠ろう....」
彩はそう呟いて浴室を出た。


「この家を出たいって言ったら....彩姉は賛成してくれないだろうな....」
駿はベッドの上に横になって呟いた。彩自身の幸せを犠牲にして自分の事を....そんなの間違っている....彩には幸せになってもらいたい....出来るならこの手で....駿は心からそう思っていた....しかし....そんな事は出来るはずがない....それなら何が出来るか....彩のために駿が出来る事は....駿がこの家を出て彩を自由にしてあげる事....彩に気持ちを打ち明ければ....きっと....駿の事を変態扱いするだろう....一緒に住みたいとは思わないだろう....駿は決心した....彩に告白する事を....
その時階段を上って来る彩の足音が聞こえて来た。



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