〈不治の病・其の二〉-27
『……まだ腹の中が汚いよな?綺麗になるまで続けるか』
(もう…もう嫌……嫌だ……)
『なんか大人しくなったな?浣腸プレイが好きになったかなぁ?』
黄土色に染まる肛門に、またもチューブが差し込まれ、ガラス容器の中に炭酸水が注がれた。
先程の炭酸の刺激で敏感になってしまった直腸の内壁は、性懲りもなく入って来た炭酸水に怒り、すぐさま退去しろと命令を下し、激しい腹痛を起こさせた。
(や…やだ……やだあぁ!!!)
一度排泄を披露したからと言って、二度目が抵抗なく出来るかといえば、そんな訳はない。
これ以上玩具にされる屈辱は受け入れまいと、麻衣は必死に足掻いていたのだ。しかし、浣腸による排泄行為は体力を消耗しやすいもので、既に息も絶え絶えな麻衣の体力を、汚物の排泄とともに放出してしまっていたのだ。
『ん?ケツ穴が膨れて……クフフフ……これで出せないぞ』
『これは酷い!鬼ですなあ』
(!!!!)
炭酸水が直腸に染み渡るまで我慢出来ないとみるや、オヤジは麻衣の肛門に、黒いシリコンの栓を捩り込んで排泄を封じた。
それは歪な苺のような形をした責め具、ア〇ルストッパーだ。
いくら成人を迎えている麻衣であっても、こんな変質的な玩具の存在など知る由もなく、もはや力尽きて動かぬ身体の代わりに顔をしかめ、肛門をグニグニと蠢かして悶えた。
それは正に生きた肉人形……子供に乱暴に扱われても為すがままの人形のように、麻衣も自分の意志を伝える事も出来ず、不平不満すら口にせずに弄ばれている……乳首や秘豆には舌や指が這い纏わり、汚辱に塗れた遊戯にも渇かぬ秘穴には、鬼畜なオヤジの指が入り込む。
『フフフ……中はドロドロじゃないか?この牝豚め』
「む"ぶう"ぅ"!!!」
排泄を迫る激痛と、それを受けさせられている屈辱の最中にあっても、オヤジの指は麻衣に“ふしだら”な悦びを生み出させ、秘穴を賑やかに歌わせた。
執拗なまでの異常な悪戯は、敏感な部位を鋭敏に研ぎ澄まさせ、麻衣の身体をしなやかにくねらせた。
(や…めてぇ!!もうやめてぇぇ!!!)
嘲笑うように下腹部を揉みしだかれ、相変わらず愛撫は止む事を知らない。
排泄を耐えていたはずの麻衣だったが、いつの間にか排泄を訴えるようになっていた……身体の防衛本能が、崩れはじめていた羞恥心を押しのけようとしていた。
ボツボツと鳥肌が立ち、女性の尻とは思えないくらいにデコボコと変形し、阿鼻叫喚な肛門は黒いストッパーを持ち上げて耐えている。
苦痛と快感に翻弄されている麻衣は、全身を硬直させて呻き、ピリピリと身体を痙攣させた。