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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の二〉-26

顔面は崩壊し、緊縛と悪戯によって身体は変形している。
更に変質的な浣腸という遊戯にまで翻弄されている麻衣は、とても美しく見えた。
容姿端麗な女性とは、それだけで被虐の対象となりうる存在だ。
生まれながらの美貌こそ、欲望のままに弄び、汚したくなる。
高嶺の花を毟り取り、毛虫の如き醜い生き物の群れに喰われていく様は、堪らない恍惚を見る者に与える。思うままに姦し、それを記録した映像を売るだけで多額の金を獲られるのだ。
男達には快楽のみで、女達には地獄でしかない生業は、一度やったら止められるはずがない。
こればかりは治療法など存在しないだろう……。



『へへへ……クリちゃんもデカくなったなあ』

「ぐッ!?ふぅ!!ぐぶぅ!!!」

『そうかそうか、気持ち良いんだねえ?』


赤く腫れた秘豆は、股間に現れた乳首のようだ。
三つの敏感な部位は、オヤジや患者達の嬲り物にされ、容赦なく麻衣の身体を跳ねさせ、引き攣らせた。


「む"ぐう"ぅ"ぅ"ぅ"!!!!」


突如として麻衣の肛門は破裂し、記録に勤しむカメラマン達に向けて汚水を噴射した。
銜えていたチューブを吹き飛ばし、僅かに黄色く変色した炭酸水は、肛門を勢いよく通り抜ける刺激に反応し、炭酸ガスを発生させた。
それは、けたたましい放屁にも似た破裂音を奏で、噴射される炭酸水を拡散させて飛ばした。
やがて排泄の勢いが弱まり、力無い放屁が奏でられた後に、申し訳無いように黄土色の液体化した糞が肛門から溢れ、ドロドロと純白のシーツを汚していった。
その汚らしい濁音は部屋中に響き渡り、それはナースステーションまでも届いてしまうかのようだった。


『……汚えな…いきなりブチ撒けやがってよぉ』

『レンズも汚れちまったよ……酷えなあ』

(……嫌……もう嫌だよ……)


喧しい放屁と排泄の後には、オヤジや患者達の冷たい笑い声だけが聞こえていた。
排泄を見られ、撮られるだけでも耐え難い屈辱だというのに、およそ女性とは思えぬ下劣な音を盛大に鳴らしてしまったのだ。


『これが糞を垂らした女の顔だ。じっくり撮ってやれ』

「ん"〜〜!!」


これ以上ない辱めを受けさせられて、麻衣の壊れた顔を涙が流れ、鼻水はシーツにまで到達した。
そんな麻衣の顔にはカメラが近付き、恥辱に泣きじゃくる表情を捉え続けている。
強制排泄とその撮影は、麻衣の身体だけでなく心を姦すものだ。
禁忌を犯させ、その様を鑑賞するとは変態ならではの愉しみ方だ。
当然、変質的嗜好など持ち合わせていない麻衣からすれば、死んだ方がマシと思えるほどの汚辱である事は間違いない。



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