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凶眼
【制服 官能小説】

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〜第4章〜 土曜日 魔鈴-7

 ‥さっきから何を言ってるんだ、彼女は。とりつ鬼?
 ようやくピンときた。なるほど、彼女はアニメの設定を演じてるのだ。
 妖怪ハンター魔鈴、第五話「危うし魔鈴ちゃん、妖怪とりつ鬼の脅威」では、魔物にとり憑かれた友人に襲われ、魔鈴ちゃんが悪戦苦闘する回である。アニメでは友人の正義の心に訴えかけ、弱ったところをお札で追い出し退治する、と言ったストーリーだが、とり憑かれた友人に押さえつけられ、身体を弄られるシーンが印象に残ってる。
 どういう魔法を使ったのか知らないが、とにかくレアンは魔鈴ちゃんになりきっていて、そして僕は彼女を先にいかせなければならないようだ。
 この予想もしなかった状況を僕は楽しむべきだろうか。
 「えいっ!」
 陸上部の膂力を甘く見たか、渾身の力で押し返され僕はバランスを崩してしまう。一瞬の隙を逃さず、魔鈴ちゃんことレアンはうまく身体を入れ替え、馬乗りになる。
 淫猥な笑みを浮かべ、僕を見降ろす碧の瞳。あの暗い体育館倉庫で犯したとき、彼女は文字通り僕の人形だったが、今は明確にセックスを求めてきてる。
 僕は凶眼の使い方を間違えたのだろうか。あの力は単に女の子を人形にするだけでなく、こんな風に洗脳することもできたのだ。どんな女の子も、意のままに‥
 魔鈴ちゃんはチャイナドレスの胸もとに手をやると、大きく衣装をはだける。ブラジャーはしてなかった。つい最近、存分に揉みしだいた乳房が、再び僕の前に晒される。
 「えいっ、悪霊たいさ〜ん!」
 いったいこれのどこが悪霊退散になるのか、とにかく彼女は僕の顔に、その柔らかい乳房を押しつけてくる。
 ミリアやシルヴィアほどの大きさはないが、やはり女の子の乳房は柔らかい。無理やり押し付けられるおっぱいを抱き寄せ、乳首に吸いつく。
 「こ、こら、動いちゃ駄目ぇ〜❤」
 おざなりに拒否の言葉を口にするが、甘ったるい口調には官能の色が濃い。ズボンの中では、股間はパンパンに張りつめていた。
 凶眼を得てからというもの、いったいどこまでが現実か分からない感覚を味わってきたが、よもやアニメの世界に埋没するとは。僕はおっぱいを押しつけてくるのが同級生のレアンはなく、妖怪ハンターの魔鈴ちゃんだと思い、楽しむことにした。
 そう、今の僕は、妖怪に取りつかれた彼女の友人。正義の心のない僕は、とりつ鬼にとり憑かれたまま、彼女の身体を貪るのだ。
 「そりゃ!」
 掛け声とともに僕は反撃に出た。腰の一振りで彼女を振り落とすと、うつ伏せにベッドに押さえつける。上半身にまとわりついていたチャイナドレスを後ろ手に絡め、腕の自由を奪うと、犬のように這わせ、ヒップを掲げさせる。
 「やぁん、はなして〜」


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