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いじわるユリ・志保里の恋
【同性愛♀ 官能小説】

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全一章-5

小学生の頃、覚えました。
汗をかいて、痒くなって、つい掻いてしまって。
それで、ソコが気持ちいいところだと覚えたのです。

ソレをしているとき、
遊びに来たママの友達に見られてしまったのです。
ママは留守でした。
勝手知ったる友人の家だったんですね。いきなり私の部屋のドアが開いて、
「志保里ちゃん、そんなやりかたしちゃ、ダメよ。コワレちゃう」
おばちゃんはとても綺麗な人でした。
私、手を入れたまま、固まってしまいました。
「恥ずかしがらなくたっていいのよ。みんなしていることなんだから」
そう言ってくれましたが、やっぱり恥ずかしかった。
赤くなっていると、
「おばちゃんが教えてあげるから」
そう言ったんです。
そして、スカートを挙げると、パンツを脱いで見せてくれました。
私は、自分のモノもママのも見たことはありませんから、
大人のソコを見るのは初めてでした。
なんて綺麗なんだろう、って見とれました。
なんて美しい形なんだろう、って感激しました。
芸術品だと思いました。
複雑に入り組んでいて、謎を秘めているようでした。
濡れて光っていたせいもあったのです。
色白のおばちゃんのソコは、
ほとんど肌と見分けがつかないほど綺麗な桜色でした。
毛もありませんでした。
指で開いて、あれこれ説明しながら、
じっくり講義をしてくれました。
夢中だったので、講義の内容はすっかり忘れてしまいましたけど、
やがておばちゃんの指で、もの凄い興奮を味わわされ、
その後の私に大きな喜びをくれたことだけは確かです。

それきりおばちゃんは、
家にきても、私にウインクするくらいで、何もしてくれませんでした。
おばちゃんの顔を見る度に私は濡れていました。
もう一度おばちゃんの芸術品を見たかったのに、
いつもママと寝室に入ったきり出てきませんでした。
それで私は、
自分の芸術品を品定めするように、
鏡に映しながらするようになったのです。
私の芸術品も、おばちゃんと同じくらい綺麗だと思いました。
いつ見ても、見る度に新鮮でした。
芸術品って、飽きないものなんですね。
男子禁制の個展を開きたいくらい。

ちょうど、水芭蕉を逆さにしたような形、
蘂(しべ)だとばかり思っていた部分は花序。花なんです。
ちょっと長過ぎますが、クリトリスのようです。
ちょっと長過ぎるなあと思ったので調べてみたんです。
水芭蕉より私の形に似た花がありました。
<海の芋>と書いて<カイウ>、
カラー(calla)、カラともいうそうです。
花序が水芭蕉より小さいんです。
私の花序も、水芭蕉のように大きくありません。
控えめで、包まれていて可憐です。
ただ、季節になると張り切って咲きますけど。
尼僧の襟(苞(ほう)というそうです)が花序を守っているんです。
この白い花のような苞が肌色だったらたまりません。
食べてしまうかも知れません。
カラの花言葉は<乙女のしとやかさ、すばらしい美、夢のように美しい>
なんて素敵なんでしょう。
それから、私の芸術品を<カラちゃん>と呼ぶことにしたのです。
私の芸術品に名前を付けてみると、
<カラちゃん>を持っている女性がますます好きになっていきました。


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