初めての逢瀬-6
とたんに、グチャグチャという、激しい音が聞こえてきた。
「んぅ・・・ふぁああぁぁ・・・ん」
「ほら、すごいエッチな音がしてるよ。こんなに溢れさせちゃうなんて、悪い子だねえ、いっぱいお仕置きしなきゃね」
「はいぃ・・・いっぱい・・・お仕置き、して、くださいっ・・・」
すっと抜かれた隆の指が美雪の目の前に突き出された。
「ほら・・・まだ何もしてないのに本気で感じてる証拠が着いてるね。」
「いやぁ・・・みせないで・・・」
べっとりと濡れた隆の指先に、透明な液体に混じって、白っぽい、ねとねとしたものが混じっている。
「んやぁ・・・っ、はぁんっ」
再び差し込まれた時、隆の指は二本に増えていた。曲げられた指先が、中の壁をこするようにして出し入れが始まった。
「ぐちゅっ」とか「じゅぼっ」とかいうようなみだらきわまりない音と共に、内臓をかきまわされるようなおぞましい快感が美雪の身体を蹂躙していく。
「んああああっ・・・はあぁっ、はぁぁぁあああああんっ」
いままでに出したこともないような獣じみた声が美雪の口から漏れる。
「あっ、あっ、ああっ、ああっ、あんっ、あああっんっ!」
隆の指がぐるん、ぐるんと全体をかき回すように動き出した。
「いやっ、やっ、ああ、はぁぅッ、ああぁぁぁぁんっ!!」
「いいよ、もっと可愛い声で鳴かせてあげようね」
美雪のクリを隆の舌が舐め始め、さらに快感と狂喜を美雪に与えた。
「ふぁあうぅっ、ふぁああぅぅっ!あっ、あっ、ああああっ、ダメ、ダメ、いやぁぁぁぁぁっ!!」
ビクン、ビクン、ビクン、と美雪の身体が痙攣した。
「・・・まだ終わりじゃないよ」
「ふぁんっ・・・」
隆は、美雪の脚を掴み、おしめを換える赤ちゃんのような姿勢にした。
「すごい格好だね。でも、美雪はこういう格好させられるのが大好きだものね」
隆は、美雪のピンクの部分に口づけ、お尻の穴のあたりから上に向かって、溢れかえりしたたり落ちる淫らな液体をすくい取るように舐め回す。
「あっ、あっ、あああっ、だめ、おかしく・・・なる、おかしくなっちゃぅ・・・!」
「いいとも、おかしくなってごらん」
「あんっ、ああん・・・っ、やだ、やだ、そんなに、された・・・ら、あんっ、いっ・・・ちゃう、あんっ、あああっ!」
二回ほどの短い波の後、本命がやってきた。
はちきれるほど敏感になったクリを、隆の唇ではさまれ、舌先で舐められ、快感の波に飲み込まれてどこまでも落ちていく、そんな無重力感が今にも訪れる、美雪がそう実感した瞬間・・・。
隆は、全ての愛撫を止めた。
「・・・んっ、んぅ?」
高められていた欲望の疼きを突然放置されて、美雪は絶望にも似た焦燥感を味わうことになった。
「・・・やだぁ・・・やめないで、お願い。何故止めるの・・・」
美雪がそう言うと、再び隆の舌が攻め始める。しかし、頂点に達するかどうかというところで再び隆はその動きを放棄する。それを数回繰りかえした。
「おねが・・・い、お願い、ちゃんと・・・イかせて、ヒドい・・・」
「続けて欲しいの?」
「はい、やめないで・・・イかせて、ください、お願い」
「けど、こうやって焦らされるほうがすごく感じるんじゃない?」
「いやだ、いじわる、言わないで、お願い、イかせて、イかせてください、私をイかせてください・・・!」
「しょうがない子だね、美雪は。でも、可愛いよ、いっぱいイかせてあげようね」
言葉と同時に愛撫が再開される。
「はぅぅッ、ああ、あああ、ああああぁんっ、気持ち、いい、気持ちいいよぉ・・・あぁんっ」
焦らされていた美雪は、瞬時に絶頂へと登りつめていった。