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女王と俺の奇妙な日々
【ファンタジー 官能小説】

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ルルッタラ-1

「Do, vi iru manĝi ion kun Luruttara. Mi ne bezonas vespermanĝon. Ni revidos nokte. 」
(では、お前はルルッタラと何か食べに行け。私は夕食は要らない。夜にまた会おう)
女王はそう言うと、俺とルルッタラを残し、去っていった。冷たくはないけれど、あっさりした性格だと思った。感情も、いつも行動に一歩遅れて表しているように見える。
「Ŝi verdire tute ne bezonas manĝaĵon krom viron. 」
(女王は本当に食べ物を全く必要としていないんだ、男を除けば)
ルルッタラが言った。
「Nenion? Krom viron? 」
(何にも?男を除けば?)
「Jes! Tial ŝi devas havi ne vespermanĝon sed vin. Tiaj ankaŭ estis ĉiuj reĝinoj. 」
(そうだ。だから女王は夕食でなくお前を摂らなければならない。全ての女王がそうだった)
女王戒というものが、何となく分かるような気がしてきた。
ルルッタラが俺を先導した。
「Antaŭ manĝado mi deziras iri al necesejo kaj ree bani min. Mi volas forgesi la odoron de Sarvacca. 」
(食事の前に化粧室に行って、もう一回風呂に入りたいんだが。サルヴァッツァのにおいを忘れたい)
「Necesejo? Kio estas tio? 」
(化粧室?なんだそれは?)
「化粧室」のような飾り言葉は通じないようだ。
「Mi volas pisi. 」
(小便がしたい)
「A, pisejo. Vi uzas interesan vorton. 」
(ああ、小便所か。面白い言葉を使うな)
「Ekzistas ankaŭ fekejo? 」
(大便所もあるのか?)
「Kial ne? Sed multaj estas unuigitaj. Jen estas unu pisejo. Ankaŭ mi iom volas. Venu! 」
(それはそうだ。しかし、大体は一緒になっている。ここが小便所の一つだ。私もちょっとしたいな。来い)
ここは小便器のみがあるトイレだという。二人で入ってみて、驚いた。男性用の物によく似た三角形が突き出している。しかし、ずっと小さく、丸みのある三角錐を半分にした物が壁から出ているだけだ。
ルルッタラは、恥ずかしげもなく裾を捲くって、なんと壁に尻を向けながら三角形を跨いだのだった。大きな水音が聞こえ始めた。後ろ向きにする女の立ち小便である。
俺が観察しようと顔を近づけると
「Lasu min fari trankvile! Vi tro amas tion! Perversiulo! 」
(ほっといてくれ! お前はこれが好きすぎる! 変態!)
俺は従わなかったが、ルルッタラも止めようとはしないのだった。シューという音を立て、綺麗な筋が伸びている。なるほど、こうすれば女も立ったままできるのかと感心した。
済んだら腰巻の裏側で少し拭って終わりである。紙も水も使わない。
俺は前向きに跨ってみたけれども、まるで手水鉢にするような感覚で、はみ出しそうになり、簡単ではなかった。見にきた女のルルッタラに、するとき手を使うなど不便ではないのかと却って同情されてしまった。
そんな事をしていると、小学生位の子供が五、六人入ってきた。一人残らず、精悍に美しい顔立ちをしていた。武人の子供に違いなかった。先の手合わせの場にいたのだろう。子供たちは俺とルルッタラを見て、はしゃぎながらも、邪魔しないよう気を遣ってか、それぞれに壁を背にして用を足し始めた。
これに俺は耐性の無いほど興奮し、堪らず近寄っては尻を覗き込んだ。生まれて初めて見る少女の性器だった。毛の生えかけたものもある。見られた子供たちは皆げらげら面白そうに笑った。
「Tuŝu kaj flaru la fingron! 」
(触って指を嗅いで見て!)
一人の子が言ったら、笑いは一層大きくなった。
「La ŝia odoras bone! 」
(この子のがいいにおいだよ!)
「Ne, la ŝia estas pli bona ol la mia. 」
(違う、この子のほうがもっといいよ)
「Fi! Ĉiuj de la viaj odoras tute aĉe! 」
(ばあか!あんたらのは全部臭いって!)
いつのまにか全く前を膨らませていた俺に呆れた様子だったルルッタラは、子供のほうを叱りつけた。
「Vi estas tro sovaĝaj! Ĉi tiu homo estas edzo de la reĝino! 」
(お前たち、騒ぎすぎだぞ。この男は女王の夫だ!)


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