「もう６時か…。せっかくだし最後の晩餐だ！友達みんな呼んで食いまくるぞー！

ってよく考えたら友達いねー……」

そして得意の天むすを一人寂しく食べるのであった…
【時刻は１９時、地球滅亡まであと１７時間】
このまま、死ぬなんて嫌だ。せめて最後に！
俺が死ぬ前にやりたかった事、それは…。　
【時刻は１０時、地球滅亡まであと２時間】
はっ！こんな大事なところで爆睡してしまった。
２時間で出来ることをやらねば。
俺は盗んだバイクで走り出すと、若い女を見つけては胸を揉みまくった。
「キャー！」
「痴漢！」
何を言われようがそんなの関係ねえ！あと２時間で地球が滅ぶんだから。
そうこうしてるうちに時計を見たら１１時だった。
【地球滅亡まであと１時間】

俺はバイクに乗ったまま山に向かった。
どうせ死ぬなら見晴らしのいい場所で死にたいぜ。

頂上に着いてバイクを降りて付近を歩いていたら、茂みに円盤型のＵＦＯを発見した。
「なんでこんなとこにＵＦＯが？」
「それは俺のＵＦＯだ。よく来たな、菊池新太郎」
本名を呼ばれた俺が振り向くと、茶色がかった黒い折り紙が立っていた。