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星の剣/夢の傷跡
その他リレー小説 - アクション

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星の剣/夢の傷跡 2

呪文と共に剣が赤く染まる。
魔法によって武器に属性を持たせることが出来る。今使った〔赤熱〕の呪文もそうだ。
しかし、少年は魔法は使えず、武器に刻まれた魔法を使っただけに過ぎないが。
剣が赤く染まると同時に野犬たちが少し後ろに下がった。
動物は火を恐れる。
しかし、それでも逃げださないのは相手が飢えているせいか。
どっちも生きるために仕方ないこと。
だから恨みなしで殺しあうしかない。

「ふう」

軽く呼吸を吐く。そして次の瞬間、僕はオオカミの群れに飛び込んだ。
まずは一閃。
むろん、当たるはずがない。
野犬は振った分を余裕に超えるぐらいに後ろに飛ぶ。
そして、こちらの隙を狙って別の方向から野犬が飛びかかる。
それを斬る。
ザクンッ、と鈍い音がした。
肉を切り裂き、血を焼く音だ。
「ギャン」


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